世界一周や旅行などで海外渡航予定のみなさん、旅の準備は万全ですか?
旅の計画が終わったら、次はパスポートや保険・クレジットカードなどの各種申請や、役所での手続きに移りましょう。
*計画もまだ立てていないという方は、こちらの記事を参照ください。
この記事では、渡航前にやるべき各種手続きを、世界一周・留学・ワーホリ経験のある筆者が、順を追ってご紹介していきます。
また、2021年12月現在、まだコロナウィルスの影響で海外渡航が難しい状況ですので、
- コロナ収束前、今から準備しておきたい事
- コロナ収束後、渡航が確定してからしておきたい事
- 渡航直前、出発1〜2週間前にしておきたい事
に大きく分けてご紹介していきたいと思います。
- 世界一周・留学などで、海外渡航予定があるが、何から始めればいいかわからない。
- コロナ収束後に海外渡航を計画していて、できる限りの準備をしておきたい。
- ある程度渡航に向けて準備は進めているが、見落としがないかチェックしたい。
それでは早速見ていきましょう。
目次
今からしておきたい事
パスポート
パスポートの申請から受領までは、およそ1〜2週間かかります。
申請がまだの人は早めに作っておきましょう。
また、パスポートには有効期限は、5年/10年の2種類が用意されていますが、長く使うものでもあるので10年間のタイプがお勧めです(19歳以下は5年間タイプのみ申請可能)。
パスポートの申請から受領まで(外務省ホームページ)
既にパスポートを所有している方でも、有効期限を確認しておきましょう。
ほとんどの国が、入国時の残存有効期間(3ヶ月・6ヶ月以上など)の条件を設けているので、特に長期旅行者は注意が必要です。
ビザ・ESTA
観光ビザ・学生ビザ・ワーホリビザなど、目的に応じたビザを申請しておきましょう。
世界一周など、長期間をかけて複数の国を移動する方は、入国する直前にその都度ビザを申請して行けば大丈夫です。
また、アメリカに渡航する際(乗り継ぎ含む)には、事前にESTAの申請が必要です。
電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization:ESTA)は、米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日から義務化されています。
米国に短期商用・観光等の90日以内の滞在目的で旅行する場合(米国における乗り継ぎ含む)は、査証(ビザ)は免除されていますが、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインで渡航認証を受けなければなりません。
外務省ホームページ:米国へ渡航される方へ
ESTAの申請については、こちらをご参照ください(日本語ページあり)。
クレジットカード
紛失や盗難などの緊急事態に備えて、2〜3枚作成しておきましょう。
AMEXやJCBは使えない場所が多いので、よりメジャーなVISAとMASTERカードを1枚ずつ持っていくのがお勧めです。
新たに作成するのであれば、マイルやポイントを貯められるカードがお勧めです。
私は、為替レートや年会費などを比較して悩んだ結果、楽天カードにしました。
買い物だけでなく、携帯料金もポイントで支払えるので、渡航中も楽天サービス(楽天市場・モバイルなど)を使う人は特にお勧めです。
また、退職してから渡航する予定の方は、必ず在職中にクレジットカード作成・キャッシング機能申請をしておきましょう。
退職してからだと、クレジットカードの作成やキャッシング機能の追加が出来なくなるからです。
国際キャッシュカード
ATMで現地通貨を下ろせるように、国際キャッシュカードも必要になります。
ただし、専用のキャッシュカードを作成しなくても、キャッシング機能付きクレジットカードまたはデビットカードで対応出来ます。
私は退職してからキャッシング機能申請し忘れに気づいたため、キャッシング機能つき&審査不要で申請できる「楽天デビットカード」を持っていきました。
楽天デビットカードは、もともと国際キャッシュカードとしての機能が付いているので、クレジットカードと国際キャッシュカード両方の役割を果たしてくれるので便利です。
私は世界一周のとき、他会社の国際キャッシュカードも持って行きましたが、楽天デビットの方が断然手数料や為替レートが良いため、前者を使用することはほとんどありませんでした。
審査や会費も掛からないので、国際キャッシュカードで悩んでいる方は楽天デビットカードがお勧めです。
予防接種
旅先によって推奨されるワクチンは異なりますが、世界一周をする多くのバックパッカー(わたしも含む)は、以下のワクチンを打っています。
日本であらかじめ接種しておくのが無難ですが、割安で同じ予防接種が受けられる国(タイなど)もあります。
世界一周目的で、東南アジアからスタートする人は、タイで予防接種を打ってから旅をスタートするのがお勧めです。
アプリインストール
旅先で役に立つアプリを、事前にインストールしておきましょう。
渡航が確定してからする事
航空券の手配
スカイスキャナーなどの格安航空券検索サイトを使うと、最安値で航空券が買えるのでお勧めです。
海外旅行保険
大抵のクレジットカードは、海外旅行保険も付帯しています。
付帯の保険内容を確認した上で、さらに必要な分だけ別で保険購入しておきましょう。
携帯解約/スマホプラン見直し
以前は、長期で海外渡航する人は
- 携帯電話を解約 もしくは
- 電話帳だけ預かってもらうサービスに切替え
するのが当たり前でしたが、近年は格安SIM/スマホも出て来たので、格安プランなら必ずしも携帯解約しなくても良いでしょう。
また、SIMフリータイプの携帯電話を持っていくと、各国の格安SIMカードを現地で購入し、そのまま利用出来るのでお勧めです。
わたしは楽天モバイルの格安SIMプランで、スマホもSIMフリータイプのものを使っています。
携帯を解約しても、(SkypeやLINEなど)インターネットを利用した通話は可能ですが、緊急事態に備えて現地でもSIMカードが使えるようにして置くのが無難です。
歯科検診
海外の歯科治療は高いです!
わたしの友人は、ワーホリ中に虫歯になってしまい、治療のためにわざわざ一時帰国していました。
渡航中に虫歯にならないように、早めに歯科検診を受けておきましょう。
国際運転免許証
海外で運転する予定の方は発行しておきましょう。
国際運転免許証の期限は1年間なので、出発1ヶ月前くらいに申請するのがお勧めです。
海外転出届
一年以上海外へ渡航する人は、海外転出届の提出が義務付けられています。
市役所の市民課で手続きをしてもらいましょう。
- 住民税
- 年金
- 健康保険料
の支払い義務がなくなります。
ただし年金に関しては、帰国後に後納しないと受給額減額になるので注意が必要です。
わたしが世界一周へ出発する時は「5年まで後納可能」だったのに、帰国したら「2年まで」に後納期間が改定されていて、年金未納になってしまいました…。
年金を満額受給するためにも、後納可能期間を調べておきましょう。
パッキング
長期旅行に必要な持ち物リストを、こちらの記事にまとめましたのでご参考ください。
渡航直前にする事
安全情報確認
渡航先の治安・コロナウィルスに関する最新情報を確認しておきましょう。
宿泊施設
滞在先がまだ確定していない人は、出発1〜2週間前には宿の予約をしておきましょう。
長期旅行を計画している人は、最初の1週間分だけ宿を決めておき、あとは旅先でその都度予約していけば心配ありません。
PCR検査・陰性証明書
ほとんどの国が、出国前のPCR検査および、コロナウィルスの陰性証明書の提示を義務付けています。
渡航国によって条件が異なりますので、旅先の入国条件をあらかじめ調べておきましょう。
最後に
このように、海外渡航前の準備は思った以上にやることが多く、何より時間がかかる手続きばかりです。
渡航が未確定だったとしても、今のうちから出来る事(パスポート・歯科検診・持ち物)は早めにしておきたいですね。
出国直前にドタバタして、大切な手続きをし損ねないように、ゆとりを持って準備しておきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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