英語が話せないと、海外旅行は難しいと思っていませんか?
入国審査やホテルのチェックイン、誰かに道を尋ねたい時など、不安でいっぱいですよね。
でも実は、海外旅行をしている日本人のほとんどは、英語が話せない人ばかりなんです。
世界一周をしているバックパッカーの9割は、英語がほぼ話せません!
それでも、彼らはほぼ問題なく旅を続けることが出来ています。
そこで本記事では、
- 英語が話せなくても問題ない理由
- 海外初心者にオススメの旅先
- 英語が話せない事による注意点
について解説します。
本記事を読むことで、海外は思った以上にハードルが低く、英語が話せなくても海外旅行は簡単にできることがわかります。
この記事を書いた人:
- バックパッカー歴10年
- 過去に40カ国を一人旅
英語スキルに自信がないせいで、海外渡航を躊躇してしまっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
英語力ゼロでも良い理由
コミュニケーションは9割が視覚
人がコミュニケーションをする時に、言語情報(英語など)が影響するのはわずか7パーセント。
一番影響を与えるのは表情やジェスチャー ・声のトーンなど、その他の視覚・聴覚情報だと言われています(メラビアンの法則)。
つまり、特定の言語が話せなかったとしても、ジェスチャーなどで一生懸命伝えようとしたら、コミュニケーションは意外と簡単に出来てしまうということです。
いやいやいや…そんな事言ったって、結局はしゃべれないと厳しいでしょ?
信じられないという方のために、わたしが友人バックパッカーのDちゃんと旅をしていた時のエピソードを紹介します。
わたしの友人の場合
わたしが友人Dちゃんと、中国チベット地方を旅していた時のこと。
道をたずねる必要があり、町の人に声をかけたものの、チベット後か中国語しか通じない状況。
わたしがなんとか頑張って、カタコトの中国語で伝えようとするも、発音が難しく通じません。
筆談を試みたものの、現地の人で漢字が読める人がいなかったので、こちらも厳しい…。
どうしよう……
とわたしが頭を抱えていたその時、友人Dちゃんが
ねーねーおじちゃん!!
ここ行きたいんだけどどうすればいい?
これこれ!!
と、100%日本語で、行きたい場所の絵を指差しながら、地元のおじちゃんたちにグイグイ質問し始めたのです。
そうすると、現地のおじちゃん達も「よくわかんないけど、とりあえず助けが必要なんだな!」と察して、その場で井戸端会議を始め、Dちゃんが描いた暗号のイラストを解読。
どの国に行っても、地元民へのリスペクトのため、現地の言葉を勉強して話そうとするタイプのわたしには衝撃でした。笑
結果、Dちゃんの見事なコミュニケーション能力で、目的地に無事到着することが出来ました。
ちなみに彼女は当時、カタコト英語しか話せなくても、3年間無帰国で世界一周をしていました。
コミュニケーション能力で問題なく旅を続けられていたのです。
旅人の9割は英語が話せない
わたしは世界中どこに行っても、
日本人なのになんで英語しゃべれるの?!
とびっくりされます。
それくらい、英語が話せる日本人バックパッカーが少ないのです。
南米を旅している時は、
日本人にはたくさん会ってきたけど、なんで英語も話せないのに世界一周出来るんだ?!僕ならそんな勇気ないよ。スペイン語も話せる日本人なんて、君が初めてさ!
と言われました。
確かに言われてみれば、カタコト英語しか話せないのに、世界一周をしている人が何百人もいると思うと、みんなの勇気に感心します。
そして、ほとんどの旅人が問題なく旅を続け、無事に帰国していることを考えれば、英語スキルはそれほど重要でないことがわかりますね。
現地の人も慣れている
「カタコトの外国人観光客」は、あなただけではありません。
特に空港や、有名な観光地のホテル・ショップのスタッフは、毎日のように外国人と接しています。
なので、あなたが英語が話せなくても、彼らにとっては当たり前なので、冷静に対応してくれます。
空港の検疫や、ホテルのチェックインも、外国人の対応に慣れたスタッフに任せたら大丈夫です!
また、あなたが「外国人」というだけで、世界中どこへ行っても現地の人が心配して助けてくれます。
例えば日本でも、日本語が話せなくて困っている外国人観光客を見たら、あなたも助けてあげたくなりますよね。
英語がほぼ通じない日本で、彼らが問題なく旅を続けられている事からも、言語の壁がそれほど大きく影響していない事がわかります。
覚えておきたい言葉
現地の言葉が話せないとしても、最低限覚えておくべき単語はあります。
こちらが、わたしが旅先の言語で必ず覚えるように心がけている言葉です。
- あいさつ(こんにちは)
- ありがとう
- 美味しい!
どれもシンプルですが、やはり「全く話せない」のと、「少しだけ話せる」のとでは、現地の人の反応も変わります。
全て英語だけでコミュニケーションを図ろうとする外国人観光客よりも、カタコトでも「ありがとう」「すみません」と言ってくれる人の方が、好感がもてますよね。
トイレはどこですか
ちなみに、上記の言葉意外で覚えておきたいのが「トイレ」の言い方です。
わたしの知人(女性)が南米を旅しているとき、スペイン語の「トイレ」の言い方を知らず、危うく失禁するハメになったというエピソードがあります。
限界だったので、しゃがんでトイレのポーズをしたら、現地の人に「バーニョ(トイレ)か!あっちだよー!」と理解してもらったようです。笑
意外と盲点の「トイレ」の言い方。
言語に自信のない方は、一応調べておいた方がいいかも知れません。
オススメの旅先
それでもなんとなく不安。海外初心者にオススメの国はありますか?
東南アジア
「バックパッカーの聖地」とも言われる東南アジア(タイ・ベトナム・カンボジアなど)。
世界一周を、東南アジアスタートにする人も多いくらい旅がしやすいので、一人旅デビューにもオススメのエリアです。
オーストラリア
日本人にも人気の旅先、オーストラリア。
海はもちろん、ショッピングやカフェ巡りなど、街も楽しみたいと言う方にオススメです。
シンガポール
初めての海外旅行に、ぜひオススメしたいのがシンガポール。
「大都会」「物価が高い」と言うイメージですが、移民国家(マレー・インド・中国・アラブ系)でもあるシンガポール。
「チャイナタウン」や「リトルインディア」など、各人種のコミュニティーが集結しているので、治安や衛生面を気にせずに世界中を旅している気分になれるんです!
もちろん物価は高い(日本と同じ〜やや高いくらい)ので、「治安や衛生管理のためなら、ある程度予算は出せる」という方にオススメです。
アメリカ
世界一周バックパッカーも、意外と飛ばしてしまう人が多いアメリカ。
ニューヨークやロサンゼルスなど、都市部だけ行ったという人は多いですが、国立公園こそアメリカの魅力。
世界中の国立公園をめぐっても、アメリカの国立公園は規模・特有性ともに別格です!
「世界中の絶景を見たい!」という方は、是非レンタカーをして、アメリカの国立公園めぐりをしてみてください。
注意点
最後に、現地の言語が話せないときの注意点があります。
それは、詐欺師たちに騙されないように、常に冷静さを保ついうことです。
地域にもよりますが、世界には英語が話せない日本人観光客を狙った詐欺師もたくさんいます。
流暢な日本語でフレンドリーに話しかけてきて、お金を騙しとったり、物を売り付けたりします。
そのため、旅中は以下のことを常に心がけておきましょう。
- 初対面の人の言うことを安易に信じない
- 日本語で話しかけてきたら特に注意
- どんなに同情を誘ってくること(緊急、助けてほしい)を言われても、冷静に状況判断する
オーストラリアやシンガポール、アメリカなどの先進国ではほとんどありませんが、東南アジアなど、バックパッカーに人気のエリアには詐欺師も集まりやすいです。
海外初心者の方は特に、まずは治安がいい国で旅の経験値をあげて、徐々に旅先の範囲を広げていくようにしましょう。
まとめ
海外旅行は、あなたが思っているほど難しくはありません。
言語スキルがなくても十分コミュニケーションは取れますし、何より世界中どこに行っても、優しい人たちが助けてくれます。
出発までこそ不安ですが、いざ旅を開始すると、楽しくて不安も一気に飛んで行きますよ!
この記事が、あなたが海外デビューするためのきっかけになれば幸いです。
↑旅中に役立つ、言語学習アプリ・翻訳アプリなども紹介しています。
合わせてご参照ください。
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