ワーキングホリデーに行くべきかどうか、悩んでいませんか?
「失敗」「時間の無駄」「遊んでいるだけ」など、マイナスのイメージも多いワーホリ。
自分も行って後悔するんじゃないかと、不安でなかなか決断できませんよね。
そこで本記事では、
- ワーホリで失敗する人の共通点
- 失敗しない為にするべき事
について、ワーホリ(オーストラリア)経験者の筆者が解説します。
わたしが解説します!
- 豪ワーホリ(2年)を経験
- 旅をしながら7都市に居住
- バリスタ・バーテンダーで働く
- 現在はアウトドア業界・写真販売・ブログの複業
失敗が怖くてワーホリを躊躇している方や、ワーホリ申請してみたけれど、目的が特にないという人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
失敗する人の特徴
そもそも、ワーホリが「失敗」に終わってしまう人には、どのような人が多いのでしょうか。
まずは、「失敗」する人の特徴や、よくある勘違いについて紹介します。
もしあなたが以下のどれかに当てはまるのであれば、要注意です。
人生が変わると思っている
海外生活を経験したら、平凡な人生が変わるはず!!
世界一周やワーキングホリデーに、「自分探し」や「人生激変」を求める人は少なくありません。
しかし、国を変えたところで、本人が行動しなければ何も変わりません。
世界一周やワーホリをきっかけに成功を納めている人は、もともとしっかりとしたビジョンを持っていて、行動してきた人たちです。
理想と現実のギャップは大きく、実際は「ワーホリ前と何も変わらず、ただ時間を無駄にしただけ」という方が過半数を占めます。
目的がない・現実逃避
もうすぐ30歳だし、後悔したくないからとりあえず申請しちゃった!
日本が嫌になったから、仕事やめて現実逃避する!
ワーキングホリデービザは、基本的に30歳までしか取得できないので、それを理由に「一生に一度だから」と、なんとなく申請してしまう人も少なくありません。
もともとやりたい事が決まっている人であればいいのですが、「海外生活に憧れて」「現実逃避したい」という理由だけで先走るのは、貴重な時間を無駄に過ごすだけになってしまいます。
行けばなんとかなる
特に目的がなくても、「とりあえず行けばうまい事いく」と思っている人も多いです。
きっと素敵な出会いがあって、ローカルのオシャレなお店で働いて、充実した日々が過ごせるなど、誰もが期待を膨らませて行きます。
しかし実際は、ワーホリの理想と現実のギャップに挫折し、途中帰国する人も少なくありません。
思った以上に仕事が決まらず、お金がなくなっていったり、自分の理想とはかけ離れた環境で働くということはよくあります。
事前準備や計画をしっかりとし、行動に移せる人のみが「憧れのワーホリ生活」を送る事ができるのです。
英語がペラペラになる
コストを抑えて留学気分が味わえるという理由で、ワーホリに行く人も多いです。
しかし、ワーホリ経験者の日本人の多くは、それほど英会話スキルを伸ばせずに帰国しています。
- 特に何もしなくても、英語がペラペラになると思っていた
- 言葉の壁に挫折し、日本人コミュニティで過ごして終わる
こういう方がほとんどです。
英会話上達が目的でワーキングホリデーに行く場合、しっかりと計画しなければ、中途半端な英語スキルのまま帰国を迎える事になります。
帰国後のプランがない
上記のように、ハッキリとした目的がないままワーホリ生活を過ごしてしまうと、帰国後も何も変わらない生活を送ることになります。
キラキラと輝いた海外生活を終え、帰国し、現実世界に戻って鬱になってしまう人も多いです。
特に「現実逃避」や「日本が嫌になって」ワーホリに行く人は要注意。
海外にも馴染めず、かといって日本社会にも抵抗が残っている状態で、漠然とした将来への不安を抱え続けることになってしまいます。
自分で決断できない
もしあなたが「ワーホリに行くべきかどうかの答え」を求めて、この記事を読んでいるとしたら、注意が必要です。
なぜなら、ワーホリに向いているか・向いていないかは、個人の目的や理由によって違うからです。
厳しいことを言うようですが、「自分がワーホリに行くべきか」の判断を他者に頼っているのであれば、まだワーホリには行かない方がいいでしょう。
また、決断力が弱いと、ワーホリ中にも周りの意見にすぐ流されてしまいます。
そのため、仮にワーホリの目標を決めたとしても、渡航中に気持ちが揺らいで、つい自分に甘えて失敗に終わることもあるのです。
失敗しない為にすべき事
では、ワーホリ生活を充実させるには、どのような心構えが必要なのでしょうか。
目的を決める
ワーホリの1年は、学生時代の夏休みとは違います。
あなたの人生の大切な1年を、将来にリスクを負って賭けるということになります。
目的は人それぞれですが、何か1つでも、大きな目的を持って行きましょう。
ただし、目的に正解はありません。
- 英語スキルアップ
- 国際経験を積む
- お金を貯める
- 永住権の取得
- サーフィンだけ楽しむ
たとえ目的が「旅や娯楽」だったとしても、それがベストな選択という人もいます。
一番大切なのは、「今、現地でしかできないこと」に本気で挑戦するということです。
また、内容が具体的であればあるほど、充実度は上がります。
語学力であれば試験の点数、経験したいことであれば、詳細内容や期日を設けるなどして、目標を立てましょう。
ワーホリでないとダメか
そもそも、あなたの目的は、ワーホリでないと出来ないことでしょうか。
「キャリアを捨てる」「再就職が難しくなる」など、ワーホリに行くことのリスクは誰もが理解しています。
あなたの目的が、そのリスクを負っても問題ないか、まずは考えてみましょう。
- 語学学習なら、短期留学で集中して学んだ方が良いのではないか
- そもそも、国内で実現できないか
特に、留学・国際経験・娯楽が目的であれば、何もワーホリである必要はありません。
「安いから」「遊びたいから」という目先の目的のために中途半端な1年を過ごすより、将来しっかりと準備・計画が出来たときに、別のビザで渡航するという選択肢についても、1度考えてみましょう。
先人から学ぶ
「ワーホリ」と検索すると「失敗談・後悔」という予測キーワードが出てくるほど、実に多くのワーホリ経験者が失敗を経験しています。
彼らのワーホリ体験談の記事を参考にし、先人のアドバイスをもらいましょう。
また、当たり前ですが
- 出国前の準備(持ち物・手続き)
- シェハウスの探し方
- 仕事の探し方
- 銀行口座の開設方法
のようなワーホリのノウハウも、しっかりと調べておきましょう。
英語は身につけていく
あなたがワーホリ中に、英語上達・国際経験・ローカルのお店で働くことを夢見ているのであれば、要になるのは事前準備です。
「英語は現地で上達していくから」と、事前に何も対策しない人が多いですが、ここがワーホリ生活の明暗を大きくわけます。
なぜなら、英語が出来ないとそもそも、ローカルカフェなどの「英語が上達できる環境」で経験を積めないからです。
コロナ禍の仕事探しは特に、英語上級者でも苦戦するレベルなので、1年はあっという間に過ぎてしまいます。
限られたワーホリ期間を最大限にいかすためには、出国前にできる限りの準備をしていくことが最重要ポイントになります。
自分に厳しく
最後のポイントは、自分に厳しくするということ。
上述した目標設定や、事前準備をしっかりしたとしても、現地で自分を甘やかしてしまい、有言実行できなければ本末転倒です。
ワーホリで「失敗」している多くの人が、現地で言葉や文化の壁で挫折し、居ごこちのよい日本人コミュニティで過ごしてしまう、という結果に終わっています。
どんなに辛くて挫折しそうになっても、冷静に「なぜわざわざワーホリに来たのか」自分に問いかけてみましょう。
ここで自分に勝つか負けるかが、あなたのワーホリ生活、そして今後の人生に大きく影響します。
甘えてしまいそうな時こそ、居心地のよい場所から距離をおき、毎日コツコツと目標に向かって成長できるようにしましょう。
まとめ
本記事では、ワーホリで失敗しやすい人の特徴をまとめました。
ワーホリを検討している、もしくは渡航を間近に控えている人で、以下に当てはまったら要注意です。
- 人生が変わると思っている
- 目的がない・現実逃避
- 「行けばなんとかなる」
- 「自然に英語ペラペラになる」
- 帰国後はノープラン
- 自分1人で決断ができない
また、ワーホリで失敗しないためにすべき事5つもまとめました。
- 目的を決めてから行く
- ワーホリ以外の選択肢も考慮する
- 先人の知恵から学ぶ
- 最低限の英語を身につける
- 現地では自分に甘えない
ワーホリでは、一生モノになる出会いや経験に巡りあえます。
あなたの人生において、大きな転換期となるかもしれないワーホリ生活。
それを最大限に生かすためにも、できる限りの準備と心構えを持って出発しましょう!
コメント