現金を両替するなら、どこが一番お得なの?
海外に旅立つ前に、やっておきたい現金の両替。
空港・銀行・両替商などがありますが、どちらも手数料が高く、レートも悪いイメージですよね。
実は、銀行や両替商よりもずっとおトクに現金両替をする方法として、外貨宅配サービスという手段があります。
わたしが紹介します!
- 海外旅行歴10年(40カ国)
- 世界一周バックパッカー
- 米留学・豪ワーホリ経験者
本記事を読むことで、海外へ出発する前に、誰でも簡単&オトクに現金を両替する方法を知ることができます。
今まで空港や銀行で両替をしていたという人や、外貨宅配サービスについて知らない方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
外貨宅配サービスとは
外貨宅配サービスとは、両替したお金を自宅で受け取れるサービスのことです。
両替というと、通常は銀行や両替商に足を運ぶ必要がありますが、宅配サービスなら店舗に足を運ばなくても両替をすることができます。
宅配サービス利用の主な手順は、以下の通り。
- ネットで申込みフォーム記入
- 銀行振込(もしくは代引き)
- 自宅・職場(または空港)で受取り
思った以上に簡単でかつスムーズですよね。
さまざまな銀行や両替店が宅配サービスを行っていますが、中でもおすすめなのが外貨両替マネーバンクです。
なぜマネーバンク?
手数料が安い
レートがいい両替所はたくさんありますが、出金手数料や配送料など、手数料が高くつく場合がほとんどです。
マネーバンクの場合、手数料がかなり安く、トータルコストで見るとかなりお得になります。
振込時に手数料だけかかる(他社も同様)ものの、
- 郵送料が全国一律無料
- レートが他社と比べて良い
- 店舗に行く手間がない
ということを考えると、¥250ほどの振込み手数料がかかったところで気になりませんよね。
自宅で完結する
マネーバンクよりも更にレートが良い、両替商や金券ショップも探せばありますが、店舗まで足を運ばなくてはならなかったり、宅配サービスを行っていない(もしくは郵送料が高い)場合がほとんどです。
マネーバンクなら、ネット上で手続きを終わらせ、自宅(もしくは職場)で受け取ることができます。
また、受取り先を空港の郵便局にも指定できるので、出国直前だとしても受け取ることができます。
また、出国直前までお金を持ち歩きたくないという方にも安心ですね。
レートが良い
マネーバンクとよく比較される他社サービスに
- 外貨両替ドルユーロ
- トラベレックス
- GPA宅配
がありますが、どちらもマネーバンクには比較的劣ります。
レートだけで見た場合、ドルユーロはほぼ均衡なのですが、宅配サービスには¥400の郵送料がかかります。
そのため、類似サービスと比較すると、マネーバンクが一番お得だといえます。
受け取りまでが早い
マネーバンクの場合、注文から最短1〜2日で両替金を受けとることができます。
平日の14時までに手続きを完了させると、書留郵便にて当日発送され、関東・甲信越で1日、北海道や沖縄でも2日で受けとることができます(住所・配送状況によって変動あり)。
また、速達オプション(プラス¥500)もあり、利用した場合はほぼ全国で翌日に受けとることができます。
そのため、出国まで日数がなかったとしても、誰でも損をせずに両替を済ませることができます。
配送日数に関する詳細は、こちらを参照ください。
FXとの比較
FXの外貨両替もオトクって聞いたけど、どうなの?
お得な外貨両替の方法として、FX(外国為替証券取引)を聞いたことがある人も多いと思います。
もちろん、レートや両替手数料だけで見れば、ダントツでお得です。
しかし、出国前に現金で受け取るとなると、多額の出金手数料がかかる場合がほとんど。
FXでお得に両替するには、現地ATMでのキャッシングが前提なので、今回のように「出国前に両替しておく」という場合には当てはまりません。
また、FX会社にもよりますが、FXを利用した両替には以下のようなデメリットもあります。
- FX口座が必要
- 外貨預金口座も必要な場合も
- 受取りまでに1週間以上かかる
頻繁に海外に出たり、外貨預金をしておきたいという人でなければ、両替のためだけにFX口座を開設するメリットはそれほどありません。
ちなみに以前まで、マネーパートナーズ(FX会社)の「空港外貨受け取りサービス」が旅行者の間で人気だったのですが、コロナ禍の影響で2021年4月をもってサービスを終了してしまいました。
事前にネットで注文しておくと、手数料¥500で空港で両替金を受け取ることができるので愛用していたのですが、気付いたら終了していてショックです…
よって、出国前の現金両替であれば、FXよりもマネーバンクを利用した方がお得ということになります。
注意点
マネーバンクの宅配サービスのデメリットとして、両替の下限額があり、7万円以上でないと利用できないと言うことがあります。
一見高いように思えますが、わたしは海外旅行中、常に現金5〜8万円を持つようにしています。
急にカードが使えなくなるなど、万が一のトラブルのことを考えると、7万円は妥当な金額だと思います。
複数国を旅行する場合は、米ドル・ユーロ・日本円に分散して持っておくと安心です(通貨によっては受け付けてくれない両替商もあるため)。
もしどうしても「7万円も要らない!」という人は、次に手数料が安いドルユーロの利用がおすすめ。
郵送料¥400がかかるものの、レートが比較的よく、3万円から注文することができます。
一番オトクなのはカード
いくらマネーバンクを利用した両替がオトクだとはいえ、現地のATMでのキャッシングにはかないません。
そのため、可能な限り、クレジットカードや国際キャッシュカードで、現地のATMで現金を下ろすことをおすすめします。
それでも日本であらかじめ現金を用意しておくのは、このようなリスクを防ぐためにあります。
- 現地ATMでカードが使えない
- 空港の両替商がやっていない
- 現地のATM・両替商の手数料が高額
なので、わたしは以下のようにして、現金とカードを使い分けています。
- メインは現地ATMで引き出した現金カード支払い
- 日本で両替したお金は「いざという時のためのお守り」
今まで40カ国以上を旅してきて、ATMによってカードが使えなかったり、カードにロックがかかってしまうなどのトラブルは何回かありました。
海外での万が一のトラブルも、現金があれば解決できる場合が多いです。
不安やリスクを少しでも軽減し、現地での時間を思いきり楽しめるよう、お金はしっかりと準備しておきましょう!
まとめ
本記事では、海外旅行前におトクに現金を両替する方法として、マネーバンクの宅配サービスを紹介しました。
また、トータルで見た場合は、現地ATMでのキャッシング・カード払いが一番お得ということもお伝えしました。
日本で両替してきた現金はあくまで予備として取っておき、メインはキャッシング・カード払いを利用するようにしましょう。
海外ATMでのお金のおろし方がわからないという方は、こちらの記事も参照してみてくださいね。
この記事が、少しでもあなたの旅のお役に立てたら幸いです。
素敵な旅になりますように!
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