いつか世界一周してみたかったけど、子供ができたから諦めようかな
海外に行ってみたいけど、もう歳だから…
世界一周や留学、サーフィンや登山、習い事など。
年齢や立場を理由に、夢をあきらめていませんか?
今日はそんなあなたに勇気を与えてくれる、65歳の女性バックパッカーのエピソードを紹介したいと思います。
わたしが世界一周中にボリビアで出会った、勇気ある女性のお話です。
この記事が、あなたが夢にむかって挑戦するきっかけになれば幸いです。
目次
65歳のバックパッカー
初ひとり旅で南米へ
彼女とは、ボリビアのラパスの安宿で出会いました。
65歳の女性で、日本のどこにでもいそうな、優しくておっとりしたお母さん。
「ぽたぽた焼」のおばあちゃんみたいな、ほっこりした方でした。
おひとりだったので、何年も旅をしている方なのかと思ったら、ひとりで海外旅行をするのはこれが初めてとのこと。
21歳で結婚し、すぐに子どもも出来たので、今まではずっと家族とお子さん中心の人生を歩んできたそうです。
でも、書店やテレビで「死ぬまでにみたい世界の絶景」のような映像や写真を見るたび、「いつか自分も」と夢見ていたとか。
3人の子どもが全員自立したら、自分もひとり旅をしてみようと、ずっと夢見ていたそうです。
貧乏旅行スタイル
わたしが一番感動したのが、彼女がバックパッカー(貧乏旅行者)スタイルの旅をしていたということです。
旅慣れしている・いないに関わらず、ふつう歳を取れば、バックパッカー旅がキツくなってくるもの。
バックパッカーとは、以下のようなスタイルの旅人です。
- その町で最安の宿に泊まる
- 個室でなくドミトリー(相部屋)
- 水シャワーしか出ないこともしばしば
- 食事も地元民むけの食堂
- ぼったくられないように物価の相場を事前予習
- たとえ¥10でも騙されていると思ったら値段交渉
- 交通手段はローカルバスか徒歩
10〜20代では当たり前にできますが、年齢をかさねるとともに辛くなり、ほとんどの人はお金をかけてでも快適な手段・スタイルを選ぶようになります。
でも彼女に関しては、65歳の初海外ひとり旅を、バックパッカースタイルで貫いていたのです。
ごはんを食べに行く時も「あっちの店の方が¥20安かったから、ぼってるね!」と、わたし以上に「バックパッカーらしい旅」を楽しんでいました。
わたしも10年以上バックパッカーをしていますが、旅に慣れれば慣れるほど、昔ほどお金の出費を気にしなくなってきています。
20歳のバックパッカーのようにストイックな彼女をみて、初心を思い出し、とてもいい刺激になりました。
ウユニを夢見て
彼女が南米にくるきっかけとなったのが、書店でみたウユニ塩湖の写真です。
「世界にはこんな絶景があるんだ!」と感動し、自分もいつか見てみたいと、何年も夢みていたそうです。
でも、ツアーなどで行くのではなく、あえてバックパッカースタイルで。
「地球の歩き方」や旅人のブログで情報収集をしつづけ、ノートに書き写す。
スマホなどのデジタルな情報は苦手なので、一冊のノートにアナログで書きまとめていました。
カラフルなマーカーや挿絵を入れてかいた、彼女オリジナルの「歩き方」は、彼女の夢へのあつい思いが感じられるものでした。
言葉の壁も何のその
彼女は多くのバックパッカーのように、スペイン語はもちろん、英語もまったく話せませんでした。
言葉が通じないと、年齢にかかわらず、ほとんどの人がコミュニケーションを諦めてしまいます。
でも彼女は違いました。
彼女は一度、宿泊先で料金を騙しとられ、後日それに気づいて、自力で警察に行って助けを求めたのです。
ふつう言葉が通じなかったら、悔しくても泣き寝入りしてしまう人が多いですが、彼女はコミュニケーションを諦めなかったんです。
必要な単語をスマホで検索し、カタコトで伝え、身振り手振りで頑張った結果、警察も動いてくれたそうです。
彼女を見てなおさら、言葉の壁なんて関係ないんだなぁと、改めて感じました。
彼女から学ぶこと
年齢や立場は関係ない
夢に挑戦するのに、遅すぎるということは決してありません。
もし年齢や立場を理由に夢を諦めるのであれば、ただの言い訳になってしまいます。
「現実的ではないけど、それでも諦めきれない」という思える夢があるのなら、思いが強いうちにやってしまいましょう。
わたしも30歳を過ぎてから、スケボーにサーフィン、ウクレレなど、ずっとやってみたかった事を始め、すっかりハマっています。
65歳の彼女だけでなく、80・90代になって夢を叶えている人も世界中にたくさんいます。
あなたの「人生のやりたいことリスト」に、ずっと置き去りにされている夢はありませんか?
もし「いつかやってみたい事」があるのであれば、人生のどのタイミングでやるか決めて、後悔しないように行動に移しましょう。
バックパッカースタイルの意義
もしあなたが、海外ひとり旅を夢見ているのであれば、65歳の彼女のように「バックパッカースタイル」の旅をしてみてください。
わたしは、バックパッカースタイルこそが、その国のよさを一番理解できると思っています。
旅行会社のツアーで行ったり、高級ホテルやリゾートでまったりする旅も、もちろん素敵な思い出になります。
でも、バックパッカー旅は、誰もが一度は経験する価値のある、素晴らしい人生経験になると断言します。
- 安宿で面白い旅人に出会う
- 現地の人と同じものを食べる
- 現地の人と同じバスに乗る
- 観光地でなく町の生活風景を見る
など、バックパッカー旅こそ、人との出会いや刺激的な経験・学びを得ることができます。
全く同じ目的地でも、旅のスタイル次第で、できる経験は全く違ってきます。
もし、いつか海外を旅してみたいと夢見ているのであれば、バックパッカー旅行にチャレンジしてみてください。
きっと、世界を見る目がグルっと変わりますよ。
最後に
あなたのやりたい事リストは?
あなたは、「人生でやりたい事リスト」を作っていますか?
わたしは作っていて、毎年何か新しいことに挑戦し、夢を叶えていっています。
夢はたくさんありますが、一番大きな夢は「シロナガスクジラと一緒に泳ぐこと」です!
結局のところ、最高の人生にするための分かれ道は、「するか・しないか」です。
「やっぱいいや」という一瞬の諦めが、あなたの今後の人生を大きく左右します。
後悔のない人生にするためにも、年齢を気にせず、どうかチャレンジしてください。
あなたの夢が一つでも多く叶うよう、心から応援しています!
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