【ワーホリ】オーストラリアで中古車を買う方法&国際免許証について

留学/ワーホリ

ワーホリでオーストラリアに行く、もしくはもう現地にいる方!

中古車を買うべきかどうか迷っていませんか?

都市部を中心に生活する人は必要ありませんが、もしファームジョブ(田舎暮らし)やラウンドトリップがしたいのであれば、購入が断然オススメ。

そこで本記事では、ワーホリ中に車を買うメリットと、車の買い方、購入時の注意点について解説します。

また、オーストラリアにいる間の免許証の取得方法も説明します。

この記事を読むことで、オーストラリアで車の購入をする際のポイントと注意点を知り、トラブルを未然に防ぐことができます。

それでは早速、中古車を買うメリットから見ていきましょう。

車を買うメリット

ラウンドトリップ

オーストラリアで車を買う一番の理由として、ラウンド(周遊旅行)が目的の人も多いはず。

オーストラリアは国土も広いため、地域を移動すれば景色も気候もまったく変わり、違う国を旅しているような気持ちにさえなります。

内陸部・ビーチともに、あちこちに絶景の広がる国立公園が点在しており、日本では決して見られない光景が広がっています。

特に、内陸部の赤土の荒野(アウトバックでの運転は、オーストラリアでしかできない経験。

映画の中の世界の中にいるような体験は、一生の思い出になるので、滞在中にぜひ挑戦したいところです!

仕事が見つかりやすい

ワーホリ生の大半が、セカンド・サードビザ取得のために経験する、ファームジョブ(農業)。

ほとんどの農家は郊外・田舎にあるため、車がないとなかなかアクセスが不便です。

また農業だけでなく、漁業や畜産業なども、せっかく稼げる求人を見つけたのに、車でないと行けない場所にあることも多々。

公共交通機関でアクセスできたとしても、求人数が少ないと、車を持っている人に先に取られてしまうことも。

出費を抑えるために中古車を断念するより、思い切って買ってしまった方が、トータルでお金を稼げる場合が多いんです。

お小遣い稼ぎ

ファームジョブをする場合、車を持っている人は、シェアハウスから農家までみんなの送迎をお願いさせることが多いです。

シェアハウスから農家が離れている場合、車を持っている人が、仕事前にみんなのシェアハウスへ迎えにいき、一緒に出勤することになります。

その際、ガソリン代+送迎代がもらえるので、出勤ついでにお小遣い稼ぎができちゃうのです。

すぐ移動できる
レタス収穫の仕事

天候に左右されやすい農業の仕事。

野菜の成長が遅れていたり、悪天候で外作業ができず、仕事がない日々が続くこともしばしば。

わたしはりんご農家で、りんごの成長が例年より遅れていたことで、2週間以上も仕事なしで待ちぼうけをさせられたことがあります。

そんな時、すぐに仕事がある場所に移動できるのも、車を持っている人ならではの強み

オーストラリアの農家では、1週間に$2,000以上稼ぐのは、そんなに難しいことではありません。

中古車1台$3,000〜$5,000で買うとして、2週間も働けば元は取れます

みんなが仕事のチャンスを逃している間に、ささっと移動して働けば、車代くらいは余裕で稼げてしまうんです!

買い物

田舎に住むということは、買い物も一苦労。

「程よい田舎」であれば、徒歩圏内に大型スーパーがあるのですが、給料がいい案件はたいてい「ド田舎」にあります。

なので、車がない人は定期的に、車を持っている子に街まで連れてって〜!とお願いしなければなりません。

逆に車を持っていると、お買い物に連れて行ったお礼として、みんなからビールやお小遣いがもらえたりしますよ◎

リセールバリュー

オーストラリアの中古車は、リセールバリュー(再販売するときの値段)が高いです。

ワーホリ生や旅人たちが行き来しており、中古車の需要が常にあるからですね。

なので例えば、$5,000で車を買ったとしても、(故障車でなければ)$4,500ぐらいで売れる可能性が高くなります。

なので、「$5,000で車を買う=$5,000の出費」と考えず、ほぼガソリン代くらいの気持ちで買いましょう。

購入までの流れ

中古車の探し方

中古車の探し方は、大きく分けて4つあります。

  • ウェブサイト(Gumtree, Carsales など)
  • 街中のディーラー
  • スーパーやホステルの掲示板
  • 知人から直接購入

もし知人がいれば、信頼性も高まり、また値段交渉もしやすいので有利です。

ただそうでない場合、より車の選択肢が多い、ウェブサイト経由の購入がオススメ。

ここでは、一番利用者の多いGumtree.comでの購入の流れを説明します。

Gumtreeの場合

まず、トップページの検索欄のカテゴリーから、Cars & VehiclesCars, Vans & Utes を選択します。

具体的な車種やメーカーなどがあれば、”I’m looking for…”の欄に入力するとスムーズです。

あとは、車を買うロケーションを入力。

もし遠方まで取りに行ける場合は、ロケーションの右手に距離制限(+10kmなど)を入力することで、検索範囲を広げることができます。

こちらが、検索結果一覧。

左手に詳細検索の欄が出てきます。

  • 上限金額
  • 車種 (Body Type)
  • メーカー
  • 走行距離 (Kilometres)
  • スペック

などで絞り込み検索し、よりあなたの希望にあった車を探しましょう。

気になる車種をクリックし、画面をスクロールすると、下部にスペックや車検情報・シリアルナンバーなどの詳細を確認することができます。

条件が合えば、早速販売者に連絡してみましょう。

電話に自信がない方は、メッセージボードや、SMSを通じてアポントメントが取れます。

このとき、日時と場所に加えて、支払い方法(現金・インターネットバンキング)も確認しておきましょう。

出来れば販売者をディーラー(Seller Type: Dealer Used)にした方が、取引がスムーズなだけでなく、車両登録・メンテナンス等も不備がないのでオススメです。

当日は、まず試乗と点検をさせてもらいます。

中古車の取引に、トラブルはつきもの。

購入前の試乗・点検がいちばん大切なので、納得いくまでくまなくチェックさせてもらいましょう。

問題なければ、車両登録証にサインをもらい(名義変更を自分で行う場合)、支払い手続きをします。

支払いが終わったら、領収書(支払い証明書)も忘れずにもらうようにしましょう。

ポイントと注意点

試乗&点検はしっかりと!

先も述べましたが、トラブルを避けるためにも、購入前のチェックはしっかりと行いましょう。

Gumtreeのようなネット掲示板は、誰でも投稿できるのもあって、故障車を高額で売って逃げる悪徳な人もいます。

  • 書類上と実際のシリアルナンバーが違う
  • 車検がギリギリ/切れている
  • タイヤがボロボロ
  • ハンドルが曲がっている
  • ブレーキの効きが悪い
  • オイル交換がされていない
  • 液体漏れがある
  • エアコンが効かない

一見、車内はきれいだけど、外をよく見たらツギハギだらけということがあります。

車体チェックは遠慮なく、いろいろな箇所を触ってみて、不備がないかしっかりと確認してください。

安物は買わない

先にも述べましたが、ネットの掲示板を通じた個人との取引は、かなりのリスクを伴います。

いちばん多いのが、割安だからと言って買った車が、実は故障車だったというパターン。

お金をだまし取られるだけならまだしも、事故の危険性も出てきます。

例えば、ロードトリップ中、周りに誰もいないところで故障してしまったり、車の不調が原因で、人身事故を起こしてしまったり。

これらのリスクを考えると、ほんの数万円をケチって安物を買うのは、割りに合いません。

かさんだ分の出費は、少し多く働けばすぐに元は取れます。

少しの値段の違いは気にせず、保険だと思って、信頼できる商品を買うように心がけましょう

個人vs.ディーラー

上記のようなトラブルを避けるためにも、個人ではなくディーラーから購入することをオススメします。

Gumtreeの場合、販売者(Seller Type)を、PrivateではなくDealerに設定しましょう。

個人の場合、何かあったときに逃げられてしまい、そのまま連絡が付かなくなることが多いからです。

ディーラーであれば、書類(車両・名義登録)作成から、車のメンテナンスもしっかりしており、取引もスムーズに行えます。

たとえ個人から買うとしても、取引経験が多く、かつ評価の高いアカウントを選びましょう。

国際免許証について

最後に、免許証について補足します。

書き換えがオススメ

海外で車を運転するとなると、国際免許証をイメージする方が多いと思います。

国際免許証の有効期限は、基本的には1年間なのですが、なんとオーストラリアでは3ヶ月しかないんです。

観光客には向いていますが、ワーキングホリデーのように、1年以上滞在する人には不向きなんですね。

そのため、ワーホリや留学でオーストラリアに行く方は、国際免許証ではなく免許の書換えを申請しましょう。

免許証の翻訳

まず書き換えを申請する前に、日本の免許証の翻訳を依頼する必要があります。

日本の免許証だけ免許センターに持っていっても、書き換えは申請できません。

翻訳サービスは、各都市の日本領事館か、NAATIという翻訳ライセンス所持者を通して受けることができます。

NAATIで翻訳者を探す場合、トップページから下にスクロールすると検索欄が出てくるので、そこで”Translater, Japanese into English”を選択。

すると、オーストラリア各地にいる翻訳家の一覧が出てくるので、アポイントメントを取りましょう。

また、NAATIのような翻訳サービスは日本でも受けられるので、出国前にあらかじめ翻訳申請しておいても良いです。

NAATIトップページ

NAATIの翻訳サービスを提供している会社は複数ありますが、相場はだいたい$69〜で、1週間もすれば翻訳の原本が郵送で送られてきます。

書き換え申請

免許証の翻訳を手に入れたら、書き換えの申請にいきましょう。

各州の「運転免許センター」のようなところに申請しに行くのですが、州によって機関が違うので注意。

各州の免許センター

以下、必要書類の一覧です。

ただし、機関によってアポイントメント(予約)が必要だったり、必要書類に違いがあったりするので、事前に確認してから行きましょう。

必要なもの
  • 日本の免許証
  • 免許証の翻訳(原本)
  • パスポート
  • オーストラリアの銀行カード
  • 住所が確認できるもの(Bank Statementなど)
  • 申請書(Driver’s License Application Form
  • 申請費用(下記参照)

窓口で必要書類を提出し、写真撮影・視力検査などを行ったら、申請費用を支払って終了になります。

費用は、免許証の有効期限によって変わりますので、あなたがオーストラリアにいる年数に合わせて申請しましょう。

2022年7月現在の費用

免許証は後日郵送で、2〜3週間ほどで送られてきます。

受け取りまでは、申請時にもらえる仮免許証を使用しましょう。

まとめ

ワーホリ中の車の購入を悩んでいる人は、思い切って買ってみましょう。

車の購入をすることで、あなたのワーホリ生活が、ずっと濃くて思い出深いものになるかもしれません。

田舎暮らし・旅の思い出はもちろん、免許証の取得や、海外での車の購入など、いろいろな経験をすることができるからです。

人生経験や旅に使うお金は、決して無駄になることはありません!

と、経験者であるわたしだからこそ、自信を持って言えます。

あなたのワーホリ生活が、より一層素敵なものになりますように、心から応援しています!

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