世界一周、どこの国が一番よかった?!
わたしが友人から一番聞かれるのが、この質問です。
そこで本記事では、累計5年間・40カ国を旅したわたしがオススメしたい、行ってよかった国トップ10を紹介したいと思います。
この記事を書いた人:
- 累計5年以上ひとり旅
- 過去40カ国を訪問
- 観光地よりも田舎をゆっくりめぐる旅スタイル
これから世界一周にいかれる方や、海外旅行に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
今まで旅をした国40
最初に、わたしが今までに旅したエリアについて簡単に紹介します。
主にアジア、北・中・南アメリカ、中東、オセアニアは訪れていますが、まだ旅は途中です(世界一周2回目計画中)。
特に中央アジア・ヨーロッパ・アフリカに関しては、まだまだこれからなので、ランキングには入っていません。
ただ、どんなに小さな国でも最低2週間、大きな国は1ヶ月以上かけて回っているので、それぞれの国の良いところはしっかり見れていると思います。
以上をふまえて、わたしのお気に入りの国トップ10をどうぞ!
行ってよかった国ベスト10
ブラジル
お気に入りの国に順位をつけるのは難しいのですが、ブラジルに関してはダントツ1位です。
好きすぎて、わたしは完全に心をブラジルに置いてきてしまいました(笑)。
理由は、とにかく人があたたかくて優しいこと。
田舎だろうが都市部だろうが、どこにいっても初対面から家族みたいに接してくれます。
およそ2ヶ月間かけて旅をしたのですが、悪い人にはひとりも会いませんでした。
全人種が混じり合った、混血の国ということもあって、差別が一切ありません。
あと特にびっくりしたのが、ブラジル人の日本人愛。
わたしはコロンビアの国境から、アマゾン川をくだってブラジルに入ったのですが、ブラジルに入国した瞬間に「ジャパン?」と歓迎されました。
というのも、他の中南米諸国では、どこへいっても「チャイナ!ニーハオ!」ばかり言われていたのです。
なのに、国境を越えたとたん、たとえアマゾン川の小さな集落でも、日本人かどうか聞かれて優しくされました。
100年以上も前にきた入植者の日本人が、アマゾンを中心に開拓していって、ブラジルの農業をここまで発展させたということもあるようです。
治安が悪いということで行く前はビクビクしていたのですが、危険地帯に行かなければ問題ありませんでした。
むしろ危険なエリアに近づきそうになると、住人が「ここ危ないから気をつけてね!帰ったほうがいいよ!」と心配して声をかけてくれます。
田舎の方はずっとヒッチハイク(成功率ほぼ100%)で旅が続けられたほど、優しい人で満ちています。
もちろん、ある程度の旅人スキルは必要なので、不安な方はツアーを利用しましょう!
人だけでなく大自然・音楽・アート・食文化など、見どころ満載のブラジル。
旅に慣れてきた人は、ぜひ訪れて欲しい国です!
キューバ
唯一無二の文化をもった国、キューバ。
こちらもブラジルと同じく、人があたたかくて大好きになりました。
バスでもお年寄りが席をゆずってくれたり、すれ違う時もみんな道をゆずってくれて感動しました。
キューバは世界で最も貧困な国のひとつであると言われていますが、それが信じられないくらい、みんな心が豊かで幸せそうに暮らしています。
どんな田舎にいっても、どこかから音楽が流れてきて、老若男女とわずいきなり道端で踊りだす。
わたしは世界中のさまざまな音楽ジャンルの中でも、キューバサルサがいちばん好きなので、毎日町中で生演奏を聴きながらサルサを踊れて幸せでした。
キューバは合計1ヶ月、西から最東端まで旅をしましたが、ずっといても飽きないほど、町も人も美しいです。
もちろんクラシックカーや古きよき街並み、ラム酒に葉巻、ビーチに音楽など、見どころ満載のキューバ。
他の国にはないキューバの魅力に、あなたもどっぷりハマってしまうかもしれません!
ヨルダン
ヨルダンは、ユーラシアとアフリカ大陸の間にある、中東の国。
映画「インディアナ・ジョーンズ」に登場する、世界遺産ペトラ遺跡のある場所として、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
ペトラ遺跡ぐらいしか有名な観光地がないヨルダンですが、こちらも人の優しさに心を奪われた国です。
ヨルダンを訪れたのは、大学4年生の卒業旅行。
ひとり旅にまだ慣れていない当時のわたし、うっかり全財産が入ったマネーポケットを紛失してしまったんです(詳細はこちら)。
そんなピンチの中、多くのヨルダン人の優しさに助けられ、無事に旅を続けることができたのです。
「旅人や困っている人は助けよ」というムスリムの教えもあってか、見ず知らずのわたしに無償でお金をくれたり、みんな家族のように全力で助けてくれました。
ヨルダン人やムスリムの優しさを知るきっかけにもなったので、トラブルにあってむしろよかったと思っています。
トラブル関係以外でも、町中を歩いているだけで「お茶でもどう?」と屋上から声をかけられたり。
「いつかこの人たちに恩返しがしたい!」と、わたしは必ず再訪することを心に決めています。
メキシコ
何度でも行きたい国のひとつ、メキシコ!
- ごはんが美味しい
- 物価が安い
- 自然・文化遺産ともに満載
グルメ旅、遺跡めぐり、ビーチにダイビングなど、多くのアクティビティが楽しめるので飽きません!
タコスはローカルのお店に行くと、1こ¥20〜¥30くらいです。
安すぎませんか?笑
他の中南米の国よりも発展しているのに、実はメキシコがダントツで物価が安いんです。
また、マリンアクティビティも豊富なメキシコ。
太平洋側ではサーフィンを、カリブ海やセノーテではダイビングをしに、世界中から人が訪れています。
もちろん、息を飲むような美しいビーチもたくさんあるので、リゾートでモヒートを飲みながらゆったり過ごすのもオススメです!
コスタリカ
コスタリカは、中米の、あの細〜い部分にある国です。
アメリカ人移住者が多いため、周辺諸国と比べるとやや物価は上がるものの、その分ダントツで治安がいいです。
特に、自然・生き物・ビーチが好きな人にオススメ。
コスタリカは、国土は狭いものの、全世界の5%もの生物種が生息しており、面積に対する生物種の多さは世界トップ。
国中に熱帯雨林・国立公園が広がっていて、他ではなかなか会えない動物にめぐり会うことができます。
わたしはちなみに、このアカメアマガエルにずっと会いたくて、会いに行ってきました(カメラ目線)!
またコスタリカは、世界中のサーファーを魅了するサーフ天国。
現地でサーフボードを買って、こもってサーフィンに没頭する旅人も多くいます。
波は安定していてビーチも美しいので、わたしも現在サーフトリップを計画しています!
中国・四川省
麻婆豆腐に、パンダに、東チベット。
中国と聞くと、あまりいいイメージを持たれない人もいると思いますが、四川省は誰でも安心して旅ができます。
- 人が優しい
- 治安がいい
- 食べ物が美味しい
- 物価が安い
- 清潔(省都・成都)
- 自然遺産も満載
日本から成都(四川省の省都)まで直行便もたくさん出ており、空港からは地下鉄1本(とても清潔)で街の中心部まで行けます。
しかも地下鉄は初乗りおよそ¥30(安っ)!
なのでわたしは、フライト乗り換えが成都の場合、麻婆豆腐を食べに街まで出たりします(笑)。
また中心部には、伊勢丹やヨーカドーを含む大型のデパートも集まっているので、お買い物にも困りません。
また、東チベット(チベット自治区境界の手前の、チベット人が住むエリア)も必見。
チベット自治区はパーミットやツアーガイドが必要で、予算がかなり高くつきますが、中国側ならお手軽に旅することができます。
僧房で埋め尽くされた町並みや、美しいチベタン寺院、僧侶や尼さんの授業風景などは、他ではなかなか見られない光景。
四川省は、都市部も田舎も、日本人のように優しい人ばかりなので、中国語が一切できなくても安心して旅ができますよ!
ペルー
ペルーといえばマチュピチュ!
ですが、観光地にほとんど興味がないわたしは、おまけぐらいの感じで行きました。
じゃあ何が良かったかというと、アンデス山脈が連なる絶景トレイル。
わたしはペルーに6週間ほどいたのですが、そのほとんどをトレッキングをして過ごしました。
ガイドブックには載っていない絶景トレイルを検索し、地図を買ってアクセスを調べ、ガイドなしでテントと食材を担いで旅していました。
マイナーなため、こんな絶景のキャンプ場もひとりじめ。
観光客であふれるペルーの街の喧騒の裏側には、こんな光景が広がっているんだな〜と、自然の美しさを楽しんでいました。
標高4,000〜5,100mの山道を、2週間分の食糧をもって峠越えするのは大変でしたが、毎日変わる絶景に疲れも吹き飛びました。
そして何よりペルーでは、どんなマイナーなトレイルでも、そこら中に天然露天風呂があるので、絶景の中汗と疲れを流せて最高!
なので、登山やキャンプ、アウトドアが好きな人はぜひペルーに行って欲しいです。
また近いうちに、オススメのトレイルの情報をまとめた記事を書こうと思います。
ボリビア
ボリビアもペルーと同じく、ウユニ塩湖はおまけのような感じで行きました(でも絶景でしたよ!)。
ウユニ以外で何がよかったかというと、アウトドア関係のアクティビティの豊富さ。
以下がわたしが挑戦したアクティビティです。
- ワイナポトシ(6,088m)登頂
- 最高峰サハマ(6,542m)登頂
- デス・ロードのMTBダウンヒル
デス・ロードというのは、「世界一危険な道」と言われる、断崖絶壁にある全長69kmの道。
ここでのダウンヒル(マウンテンバイクで、猛スピードで下っていく)が観光客に人気で、わたしは楽しすぎて2回も参加しました(笑)。
また、物価が安いので、6,000m級の山にも気軽にチャレンジすることができます。
旅人にも人気のワイナポトシ山(6,088m)は、2泊3日、ガイド・食事・レンタルギア付きで、¥15,000くらいから挑戦できます。
なかなかスリリングですが、山頂で見る朝日は格別。
ちなみにわたしはその後、ノリで最高峰サハマ(6,542m)も登頂しました!
また、ボリビアの首都ラパスも、探検して見ると面白いです。
古きよき喫茶店やアンティークショップ、レコード店など、隠れ家のような場所が点在しているので、時間がある人はぜひ探検してみてください。
アメリカ
世界一周で、やたらスキップされやすいアメリカ。
とりあえずニューヨークとロサンゼルスだけ寄って、世界一周を終わらせる方も多いですが…
アメリカの魅力は世界屈指の国立公園です!
特に中西部(アリゾナ・ユタ・コロラド・ネバダ)は、ぜひレンタカーをして、ロードトリップで絶景国立公園めぐりをして欲しいところ。
アメリカの国立公園をめぐると、他の国の国立公園がもの足りなくなってきます(笑)。
ただし物価が安くないので、ロードトリップするなら、誰か予算をシェアできる旅仲間を探して、3〜4人でいく事をオススメします。
インド
最後はやっぱりこの国、バックパッカーの聖地・インド。
「カオス」という言葉がこれほど似合う国はないと思えるほど、色んなことが同時に起きている国。
ボーッと風景を見ているだけでも見飽きません。
わたしもすでに3回訪れていますが、まだまだ見足りず、また行こうと思っています。
北インドは、みんながイメージする、ごちゃごちゃした「ザ・インド」。
それとは裏腹に、南インドは穏やかで静寂、自然に囲まれています。
北が合わなくても、南が気に入ったり、逆に北を楽しめる人は、南がちょっと物足りなくなったり。
一度訪れただけではわからないほど、地方によって全く雰囲気や文化、人柄も変わるのも、インドの魅力です。
また、中国国境近くはチベット民族が、パキスタン国境近くはムスリムや、アーリア系民族が暮らしています。
なので、同じインドとは思えないほど、実に多種多様な風景や人に出会うことができるんです。
旅人の間では、「インドに行ったことがある人は2種類にわかれる」と言われています。
「もう二度といくか、あんな国!」
もしくは
「インド最高!あんな国他にない!」
のどちらかで、わたしは断然後者です(笑)。
しかし、先述したように、インドは地域をまたげば雰囲気も文化もガラッと変わります。
他の国もしかり(日本もそうですよね)。
なので、もしあなたの「初めてのインド旅」がいいものではなかったとしても、ぜひ地域を変えて再訪してみてください。
あなたにとっての「ベストなインド」に出会えるかもしれません。
最後に:「いい国」とは
「よかった国」と一言にいっても、判断基準は人それぞれです。
世界遺産めぐりが好きな人もいれば、食べものがメインの人、大自然の絶景や、旅人との思い出が印象深かった人など。
さまざまな要素がありますが、わたしにとってのそれは「人」です。
どんな絶景や有名な観光地があっても、悪い人にあったら良い印象は残らないですし、逆に見どころがなくても、人がみんな優しいと「また戻りたいな」と思えます。
結局のところ、最後まで印象に残っているのは、人なんだな〜と、旅をするほど強く思います。
長くなりましたが、この記事があなたの旅先を決めるのに、少しでも参考になれば幸いです!
ぜひ素敵な旅を楽しんできてくださいね!
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