インドのバス予約って、ハードル高いんだよね?
窓口に並んで、もみくちゃにされるイメージ…
一昔前までは、インドの列車や長距離バスの予約といえば、とても面倒なものでした。
順番を守らない現地人たちと、窓口でもみくちゃになって、死ぬ気でゲットしなければならない、もはやインド旅の洗礼。
でも数年前から、バスのチケットの予約も、オンラインで簡単&オトクに予約ができるようになったんです!
便利になりすぎて、ちょっと寂しい気もしますね(笑)
本記事では、Red Bus(レッドバス)というサイトを通して、インド国内の長距離バスチケットを購入する方法を紹介します。
- 長期でインドを旅する予定/している
- オンラインのバス予約法を知らない
- 代理店を通さず自力でバス予約がしたい
- 少しでも安くチケットを購入したい
本記事を読むことで、ハードルが高かったインドのバスチケットを、誰でも簡単に、時間とお金をセーブしながら購入出来るようになります。
これからインドを旅する予定のある人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Red Bus とは
Red Bus とは、インドの長距離バス予約サイトです。
使い方は、日本のそれとほぼ同じなので、難しいことはありません。
アプリもあるので、どこにいても簡単にバスの予約ができます。
Red Busは、現地の電話番号がなくても(メールアドレスのみで)利用はできますが、長期旅行を予定している方は通話SIMを購入しておくと便利です。
電話番号があると、WhatsApp(アプリ)などを通して、バスの運行状況や現在地などを、リアルタイムで教えてもらえるんです。
またバスだけでなく、
- 列車の予約(IRCTC)
- 現地のプリペイドタクシー(OLA)
なども利用できるようになるので、長期滞在する予定の方は、通話SIMを持っていたほうが断然オトクです!
ネット予約なら、チケット代をぼったくられる心配もなく、また店舗まで足を運ぶ必要もなくなります。
3回以上バスや列車を利用する予定のある方は、ぜひ購入しておきましょう。
SIMカード購入
SIMカードは、空港もしくは街中の携帯ショップ(AirtelやVodafone)で購入できます。
携帯ショップのほうが、料金プランの選択肢が多く、自分にあったプランを選ぶことができますが、面倒な方は空港で購入しましょう。
世界一周バックパッカーのゆきんこさんが、細かい料金プランについて、下記で解説してくださっています。
参照:インドでSIMカードを購入する方法!アクティベートの手順や料金プランも徹底解説!
ちなみに、わたしがムンバイでSIMカードを購入した時の日記がこちら(前半は関係ないので、SIM購入については後半を参照ください)。
バス予約方法
サインアップ&ログイン
Sign In / Sign Up メニューをクリックし、アカウント作成・ログインします。
現地の番号がある人は、入力して”Generate OTP”をクリックすると、SMSでOTP(ワンタイムパスワード)が送られてくるので、その番号を入力すればログイン完了。
現地の電話番号がない人でも、グーグルやフェイスブック・アップルのアカウントと連帯(※)してログインできるので安心してくださいね。
※公式ウェブサイトだと、アカウント連帯時にたまにエラーが起きるので、スマホアプリの利用をオススメします。
空席照会
日本のバス予約と同様に、出発地・目的地・日付を入力して検索します。
出発・到着時刻や、シートタイプ、アメニティなどの条件検索もできます。
- Seater(通常席)
- Sleeper(寝台)
- AC/NONAC(エアコン有/無)
- Live Tracking(バスの現在地トラッキング機能)
値段・時間帯だけでなく、バス会社の評価(Ratings)も要チェック!遅延などのトラブルがよくあるインドですから、少しでも安心できる会社を選びましょう◎
乗降車地・座席指定
次に、座席と乗降車地をえらびます。
通常席(Seater)、寝台(Sleeper)などによって値段が変わるので、予算に合わせて選びましょう。
長距離バスの多くは、2段ベッド式になっているので、同じシートタイプでも上段・下段(Upper/Lower)を選ぶことができます。
ちなみにアプリ版はこんな感じ。
座席を選択したら、乗降車地(Boarding/Dropping Point)を選択します。
大きな街の場合、それぞれ複数から選択できるので、自分の目的地に近い場所を調べて選びましょう。
ただ、Red Busには一つだけ難点が。
Red Busは、民営バス会社のサイトなので、乗降車地がへんぴな場所(大通り沿いや街はずれ)にある場合がほとんどです。
なので、地名だけでなく、詳細地図も検索し、バス・タクシーなどへの乗り換えがスムーズにできそうか確認しておきましょう。
支払い
最後に、支払い画面となります。
クレジットカードはもちろん、Amazon PayやGoogle Payにも対応。
また、オプションとして
- WhatsAppで予約内容・運行状況のお知らせを受け取るか
- 保険加入(15ルピーで、荷物紛失・事故時の補償)
- チャリティー(コロナ禍の募金など)
などの項目があるので、任意でチェックしましょう。
予約完了
支払いが完了すると、登録したメールアドレスにEチケットが送られてきます。
印刷する必要はないですが、当日はすぐに、パスポートと予約画面が見せられるようにしておきましょう。
これでもう、バスの予約は完了!とても簡単ですよね。
最後に、インドの長距離バスを利用する際の、ポイントと注意点について紹介します。
ポイントと注意点
乗降車地に注意
先述しましたが、Red Busのバスは、乗降車地がへんぴな場所にあることが多いです。
予約情報に、バス乗り場の地図(GPS)も載っているのですが、現場に行ってもわかりにくい場合も。
「バス会社のオフィス」など、建物であればいいのですが、目印のない大通り沿いの場合はとても不安になります。
そのため、当日は発車時刻よりも早めに現地に行き、乗り場をチェックしたほうが無難。
わかりにくい場合は、近所の人に聞いてみましょう。
以前、指定されていた乗車地が、実際の乗り場の場所と違っていたことがありました。地元のいろんな人に場所を尋ねながら、やっとこさ乗り場を発見できたので、何とか無事に乗車できました…!
また降り場も、場所をしっかりとチェックしておき、そこから宿・最寄りの駅までどうやって移動するか、あらかじめ考えておきましょう。
街から離れている場合は、リクシャー(トゥクトゥク)しか選択肢がない場合もありますが、旅に慣れている人は適当なローカルバスに乗ってしまうのもアリ。
わたしの場合、目的地(宿・街の中心など)との位置関係を確認して、そちら方面にいくローカルバスに途中まで乗ったりします。
リクシャーに比べると破格の値段ですし、地元の人はみな優しいので、手助けしてくれます。
もちろん旅慣れしていることが前提ですが、いい経験になりますよ!
夜の到着は控える
これ、とても重要です。
治安が悪い地域では特に、明るいうちに行動するのが、旅の安全の基本。
もともとの到着予定時刻だけでなく、遅延のことも考えて、早めの時間帯のバスを選択しておきましょう。
17時着予定が、22時着になるなんてパターンは日常茶飯事です。
到着時刻にあまり選択肢がない場合は、
- 降車地の近くの宿に泊まる
- リクシャーを利用して目的地まで移動
など、やや割高でも、安全を優先した対策をとるようにしましょう。
防犯&快適グッズ
見た目は綺麗なことが多い長距離バスですが、インドはインド。
以下のような理由から、快適に寝れないことも多いです。
- 悪路が多く、かなり揺れる
- エアコンが壊れている
- 逆にエアコンが効きすぎている
- カーテンが取れていて光が眩しい
- 各席のスクリーンの音がだだ漏れ(深夜もボリウッドを見てる)
- 車内は静かでも、外から爆音が(街や休憩所で音楽を流している)
- いびき(世界共通)
こんなことがあるので、防寒・騒音対策(耳栓)、寝れない時の暇つぶしグッズを持っていくと安心です。
また、監視カメラはついていますが、防犯対策も怠らずに。
貴重品は、肌身離さず持っておくようにしましょう。
カバンはチャックに南京錠をつけ、ワイヤーロックで席に取り付けておけば、安心して寝れますよ。
最後に
近年、技術の発展にともなって、海外がどんどん近くなり、簡単に旅をすることができるようになりました。
一昔前までは、インド旅といえば
- 旅行代理店にぼったくられる
- チケット窓口で悪戦苦闘
- リクシャードライバーと値段交渉
などがお決まりだったのですが、今では必ずしも必要なくなってしまいました。
便利にはなったものの、ちょっと寂しいですよね(私は寂しいです!)。
もちろん、インドに慣れるまでは、Red Busのような便利アプリの利用が断然オススメ。
でも旅に慣れてきた人は、あえて「クラシックな方法」で戦うのもアリだと思っています。笑
自分の「旅人レベル」にあわせて、少しずつハイレベルな方法に挑戦していきましょう。
あなたのインド旅が、最高(強烈?)な思い出になるように、心から祈っています!
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