大失恋をして、立ち直れずに悩んでいませんか。
30代になってから長年付き合っていた彼氏にフラれ、毎日泣いてます。
婚約相手がマリッジブルーになって、結婚式の直前に破局。。
もう結婚できない。絶望。どうやって生きていこう。
わたしも大失恋を経験した一人です。
28歳の時に、8年3ヶ月付き合っていた彼に別れを告げられました。
親友のように仲良しで、婚約もしていたので本当にショックでした。
今回の記事では、私や、私の友人たちがどのようにして大失恋から立ち直ったのか、体験談と共にご紹介します。
失恋エピソードは十人十色で、ショックの大きさも人それぞれ違いますが、もし私の経験があなたに少しでも元気を与えられたら幸いです。
実体験エピソード
まず最初に、私や友人の経験談についてお話ししたいと思います。
私自身のエピソード
私は28歳の時に、8年3ヶ月付き合っていた彼氏に別れを告げられました。
喧嘩もほとんどした事がない程仲良しで、誰よりも気兼ねなく話せて、自分の素を出せる相手でした。
「恋人」だけでなく「一番の親友」であり、「家族」同然の存在。
これ以上気が合う人はこの世にいない、と断言出来るほど「最高の相棒」でした。
人生で最初の恋人
彼はわたしにとって、人生で初めてのパートナーでした。
ちなみに3年以上経った現在も、彼以上に気が合う人に巡り合えず、彼氏が出来ずにいます。
学生の時はたくさん恋はしたものの、告白までは行かず付き合うまでには至らなかったり。
好きでもない人と付き合うほど、「彼氏が欲しい!」という願望もなかったので、長年彼氏がいなかったんですね。
そんな恋愛に奥手のわたしが告白をするほど、彼はわたしにとって魅力的で、特別な存在だったんです。
世界一周中に、電話で別れ話
別れ話は、わたしが世界一周をしている時に、電話でされました。
「将来挑戦したい事ができて、それは○○(筆者)とではなく一人でやりたい」と。
わたしが世界一周を終えたら結婚しようと言っていたので、頭が真っ白になりました。
なんで一緒に世界一周中しなかったの?
と思われるかもしれませんが、私たちは精神的に独立していて、お互いの考えや希望は尊重し合っていました。
「やりたい事は遠慮せずにどんどんやろう!」というスタンスだったので、一緒に行動することもあれば、バラバラの事もあり、束縛なく自由にしていたんです。
「恋人」と言うより家族や親友に近かったので、遠距離だからと言って疎遠にはならなかったんですね。
ショックで言葉も出ない
別れ話をされる前から、メールの態度や声色でなんとなく察する事は出来たのですが、まさか本当に分かれるとは思っていませんでした。
ショックで言葉が出ず、別れ話を終始「うん…。……。」と聞くだけで、何も話す事が出来ませんでした。
別れ話の途中で耐えきれなくなり、こちらから電話を切ってしまいました。
「一度決めた事は貫き通す」彼の性格から、理由を聞いたり説得しても無駄だと知っていたのもあります。
当時は南米パタゴニアのホステルに居て、周りに旅人がたくさんいたので、トイレに駆け込んでしばらく嗚咽を漏らしていました。
現実が受け入れられず、何も考えられなくて、心が落ち着くまでひたすら泣き続けました。
友人のエピソード
ここでもう一つ、わたしが旅先で会った女性バックパッカー(Mさん)のエピソードを紹介します。
挙式直前で婚約破棄
Mさんは、相手が挙式直前にマリッジブルーになり、突然婚約を破棄されました。
当時38歳(お会いした時は42歳)。
付き合っていた期間は、私よりも長い10年間。
結婚指輪・式場確定・両家顔合わせも済ませ、挙式まであと1週間となった時「やっぱり結婚したくない」と言われたそうです。
初めて両親が悲しむ姿を見る
当然この男性側には、両家・友人から一斉に非難の矢が向けられ、思い直すように強く言われ続けました。
両親が怒ったり泣いたりしているのを、人生で初めて見て本当に心が痛みました。
そしたら何と、破局のあとでよりを戻そうと言われました。
俺が間違ってた!やっぱり結婚して欲しい!
Mさんは、彼の嫌な人間性を見てしまい、絶対によりは戻さないと決意したそうです。
そして何より、いつも穏やかで笑っている両親が、怒りと悲しみに満ちている姿を見て
もう両親を悲しませる事はしたくない。
と、彼との別れを決心することにしたのです。
失恋の辛さ・苦しみ
もしあなたが、未だ失恋から立ち直れていないのであれば、その苦しみは痛いほどわかります。
「自分の何がいけなかったのか」
自分を責めて後悔し、涙も枯れるほど泣き続ける。そんな毎日ですよね。
別れに至るまでのストーリーはみんな違っているので、ダメージの度合いも人それぞれですが、わたしはこんな事が辛くて立ち直るのに時間がかかりました。
世界で一番の相棒を失う
先述しましたが、私たちの関係は「恋人」だけでなく、親友や家族のような関係でもありました。
むしろ、実の親友や家族よりも気兼ねなく話せ、100%素でいられる仲だったので、一番頼りにもしていました。
彼との別れは「親友を失うこと」と一緒で、趣味でも何でも一緒に楽しめる相手がいなくなってしまったのです。
「私はこの人と結ばれるんだな」「運命って本当にあるんだな」と思い込んでいたので、本当にショックでした。
逆に「彼以上に気が合う人なんて今後現れない」「もう恋なんて出来ない」と思ってしまい、新しい恋愛に消極的になってしまったんです。
子供
わたし達はもともと結婚にこだわりはなかったのですが、子どもは望んでいました。
付き合った当初から、自然な会話の流れで、結婚や子ども・将来の家庭の話をするほど、2人とも子供を楽しみにしていました。
アラサー以上で失恋する方は、これが一番辛いと感じる方が多いのではないでしょうか。
自分の子供に出会って、大切に育ててあげたいと言うのはもちろん、「出産という限られた人間にしか出来ない事」を経験したいと言うのもありました。
出産は年齢・体力による制限があるので、30歳にもなると「諦めなきゃいけないのかな…」と絶望的になりました。
親孝行がしたかった
わたしは幼い頃に母親を病で亡くし、シングルファザーの家庭で育ちました。
祖父母もおらず、消防士で24時間勤務をしながら、一人で幼い娘2人を必死で守ってくれた父。
苦労をかけているのに、「ゆかの人生なんだから何でも好きな事をしなさい」と言って、大学も留学も海外旅行も、何でも自由に経験させてくれました。
他にも親孝行できる事はありますが、出来れば孫の顔が見せてあげたいと強く思っていました。
- 親孝行するために、婚活をしてでも結婚すべきか
- でも私が好きでもない人と結婚して、父は本当に幸せになれるか。
こんな事をいまだによく考え込んでしまいます。
寡黙なタイプの父なので、思春期の時もずっと「恋愛の話」なんてした事もなかったのですが、世界一周に出る前に
今5年以上付き合っている彼がいて、旅が終わったら結婚すると思うから、心配しないでね。
と勇気を出して父に言った事があります。
それがこのような結果になってしまったので、結婚の事を考える度に父の事を想い、胸が張り裂けそうになります。
友人たちの結婚&出産
友達が次々に結婚・出産ラッシュで辛い…
20代後半にもなってくると、失恋をした人にとって、友人知人の結婚ラッシュは本当に辛いニュースです。
仲のいい友達の報告でも、幸せを願うのと同時に「私は結婚できるのかな。」と不安や悲しみも感じてしまうものです。
思い出の場所やイベント
付き合っていた期間が長ければ長いほど、思い出も多くなります。
一緒に行った場所、写真やプレゼント、音楽、クリスマスやバレンタインなどのイベント…
特にプレゼントや写真は、断捨離できるようになるまでが辛かったです。
身の回りのものが全て思い出となっていて、街に出たりSNSを見るだけで心がズギズキと痛みます。
立ち直るために
それほど絶望を感じていた私も、今では毎日楽しく元気に過ごし、将来に対する大きな不安も無くなりました。
新しい彼氏はまだ出来ていないものの、何度か好きな人もでき、普通に恋を楽しめています。
ここでは、私が大失恋から立ち直るきっかけとなった考え方や行動などを紹介します。
考え方・気づき
経験者は意外とたくさんいる
まず、実際に大失恋をしてから知ったのですが、自分と似た経験をしている人が思った以上に周りにいると言う事。
先ほど紹介した旅人のMさんもそうでした。
たまたま恋愛の話をしていた時、思い切って私がつい最近失恋をした事を話すと
嘘?!私も似た経験してるよ〜。10年付き合って、挙式直前に破局。今はもう平気だけどね〜!
と言われて、こちらもビックリ。
8年以上付き合ったパートナーと別れた人なんて、自分くらいしかいないと思い込んでいたんです。
Mさんだけでなく、3年以上同棲した後にフラれたり、同棲開始した途端に彼氏がマリッジブルーになり、いきなり追い出され音信不通になった友人もいます。
インターネットで経験談を検索してみても、実に多くの方が「酷い破局」を経験されている事がわかり驚かされます。
結婚が人生のゴールではない
立ち直るために重要なのが、「結婚は人生の目的ではない」ということを理解する事です。
「結婚」というと「ウェディングドレス・幸せな家庭・大切なライフイベント」というイメージは沸きますが、ゴールという訳ではありません。
結婚を目的にしてしまうと、それがピークとなってしまい、後の人生の目的が薄れてしまいます。
日本人の離婚率は「3組に1組」と言われるほど高いけど、「結婚=幸せ」ならそこまで上がらないもんね。
付き合っている間は当然、結婚は重要に思えますが、「最高のパートナー」との結婚ではない限り、必ずしも幸せになれるという事ではなさそうです。
行動
立ち止まったら鬱になる
まず私が、当時彼氏にフラれた直後に考えたのがこれです。
しばらく旅先のホステルで号泣していましたが、
「今日1日じっとしていたら、おかしくなっちゃうな…」
と思い、翌日に行く予定だった国立公園へ急遽出発しました。
トレッキング中ももちろん号泣していて、幸い人は少なかったものの、たまにトレッカーとすれ違うと流石に心配されました。
心にポッカリ穴があいた状態ではありましたが、自然の中にいると心が無に近くなり、深く考えすぎずにいられました。
特に、パタゴニアの絶景の中を歩いていたら、自然と涙もおさまり、落ち着きを取り戻す事が出来ました。
誰かに話す・発信する
一番大切なのは、誰かに話すことです。
一人でため込んでしまうと、どんどん気持ちが落ちていき、時間がたてばたつほど負のループから抜け出しにくくなります。
私の気持ちなんて、誰にもわかってもらえない
とふさぎ込まず、誰かに話して心を落ち着かせましょう。
ここで重要なのは、問題を解決する事ではなく、話を聞いてもらってモヤモヤを発散する事。
私は破局した当日、キャンプ場で出会った旅人たちにお腹を抱えるくらい笑わせてもらい、「あれ、わたし普通に笑えてる!」と元気になれました。
もしあなたの身近に相談できる人がいないなら、ツイッターなどのSNSや、私のようにブログ記事にして発信してみましょう。
あなたと同じように悩んでいる人とたくさん知り合い、お互いに共感・助け合い・相談し、元気をもらう事が出来ます。
また、インターネット上の「赤の他人」であれば、気兼ねなく発信や相談が出来ますね。
旅に出る
先述したMさんも、婚約破棄をきっかけに世界一周の旅に出たそうです。
私よりもよっぽど辛い経験をされていたので、どう言う心境だったか聞いてみました。
別れた当初はまだ結婚願望があったけど、旅をしていたら色んな人や景色に出会って、結婚も気にならなくなっちゃった。
酷い別れ方をした分、彼への想いは一気に冷めたし、むしろ結婚しないで旅に出て本当に良かった。
別れたおかげで新しい世界を知れたことに感謝してるくらい。
Mさんだけでなく、私が出会った「大失恋を経験した女性」は、みんなタフでたくましい人たちでした。
でも私は結婚願望捨てられないし、絶対に立ち直れない。
そういう方も多いと思います。実際、私もそうでした。
でも、旅をして色んな人と出会っていくうちに、今まで知らなかった世界ややりたい事がどんどん増えていき、私の人生の中での「結婚・家庭」の優先順位が低くなっていったんです。
旅に出ると、全く違ったバックグラウンドや人生観を持つ人にたくさん会うので、今まで考えてなかった選択肢や夢が増えていくんですね。
新たな環境・コミュニティに入る
私は失恋するまでの8年以上を、ほとんど彼とばかり過ごしていたので、自分たちの趣味以外の世界を知りませんでした。
今では旅先での出会いから派生して、夏はサーフィンや素潜りをして、冬はスノーボード・バックカントリーをする生活に落ち着いています。
元彼とのが決別がなかったら、今いる世界にここまでハマる事もなかったと思います。
人間は誰でも、環境の変化が苦手で、ずっと居心地のいい世界に留まろうとするもの。
ですが「失恋は人生転換のチャンス」と、逆転の発想でポジティブに捉えてみてください。
今はまだ信じられないかも知れませんが、数年後には「こっちの人生でよかったんだ」と思っているあなたがいるはずです。
新しい事にチャレンジしてみる
失恋を克服するのに一番効果的なのが、自分が夢中になれるものを探す事です。
私は失恋以来、スノーボード・サーフィン・スケートボード ・資産運用・投資・ブログなど、夢中になれる事をたくさん見つけ、どっぷりとはまっています。
新しいコミュニティでの出会いだけではなく、様々なYouTubeのチャンネルを見ていくと、興味関心がある物を見つけやすいです。
「趣味がない」と悩んでいる人でも、まだその世界を知らないだけで、絶対にいつか夢中になれるものに出会えるはずです。
私は今でも「いつか素敵な人と結ばれたら」とは思ってますが、それは趣味の延長線上で出会えたらいいな、くらいに思っています。
失恋直後は特に、新たな趣味や将来について考えにくいと思いますが、少しでも早く気持ちを切り替えて色んな選択肢を知っておくことで、新たな人生を充実させる事ができます。
オススメ書籍・映画
最後に、新たな一歩がなかなか踏み出せずに悩んでいるあなたへ、私がおすすめする書籍・映画をいくつか紹介します。
どれも実話で、人生を変えるために旅に出た勇敢な人々の自伝です。
あなたが少しでも早く立ち直れるように、そっと背中を押してくれるでしょう。
わたしに会うまでの1600キロ(Wild)
アメリカ西部を縦断するする遊歩道「パシフィック・クレスト・トレイル」。どん底だった26歳のシェリルを癒したのは、トレイルの厳しくも優しい自然と1600キロの道のりだった。
セックス、ドラッグ、不倫、中絶、最愛の母の死、離婚、父の暴力、多くの重荷を背負った彼女は、自身の再生を賭けて過酷な大自然の中へと一歩を踏み出した。
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荒野へ(Into the Wild)
アラスカの荒野にひとり足を踏み入れた青年。そして四か月後、うち捨てられたバスの中で死体となって発見される。その死は、やがてアメリカ中を震撼させることとなった。恵まれた境遇で育った彼は、なぜ家を捨て、荒野の世界に魅入られていったのか。登山家でもある著者は、綿密な取材をもとに青年の心の軌跡を辿っていく。全米ベストセラー・ノンフィクション。
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食べて、祈って、恋をして(Eat, Pray, Love)
「自分の心に正直に向き合った女性だけが、たどり着ける場所がある! 」山内マリコさん(作家)推薦
ままならない人生をリセットし、自分自身にもう一度出会うため、エリザベスは旅に出る。イタリアでは語学勉強に励みながら食の快楽を、インドではヨガの修業で心の静けさを、バリ島では人とのつながりを通して人生のバランスを学ぶ……知性とユーモアをもって自分のまわりを見つめなおす筆致が、いまなお世界中の女性たちの共感を呼びおこしている自伝的エッセイ。世界累計1500万部突破のベストセラー、待望の新版登場!
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最後に
大失恋というものは、人によって時間差はあれど、必ず克服出来るもの。
もしあなたがまだ失恋から立ち直れずに悩んでいるなら、この記事のどこかに克服するヒントを見つけて、将来に少しでも希望を見いだせて頂ければ本望です。
今はまだ辛いかも知れませんが、勇気を持って最初の一歩を踏み出すことで、少しずつ強くなり元気を取り戻せるはず。
あなたの人生がより輝くことを、心から応援しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント
わー!
めちゃくちゃ共感してしまいました✨
私も19から付き合ってた人と23で結婚して、でも29で離婚してから世界一周しました
食べて祈って恋をして、大好きです!
*akiさん*
akiさんもそうだったんですか!!
こんなの自分だけだと思っていたら、意外と周りにたくさんいて、しかもみんなタフでたくましいんですよね!
おすすめの映画や本、紹介してたらまた読みたくなって今読み直してます。笑