世界一周やワーホリへの憧れはあっても、履歴書にブランクができるのが不安で、なかなか決断できずいる方も多いのではないでしょうか。
履歴書に「ワーホリ」なんて書いたら、ただ遊んできただけって思われそう。
職歴に空白期間ができるから、帰国後の再就職が不安。
私も全く同じ悩みをかかえていました。
学生のころから世界一周には憧れていましたが、そのためにキャリアを捨てたら将来不利になるのではないか、ずっと不安でいました。
ですが、世界一周やワーホリの経験は、将来不安定になるどころか、確実にあなたの人生を豊かにしてくれます。
なぜなら、以下のような理由があるからです。
- 海外での経験値や出会いは、人生にプラスに影響してくるから
- 旅(経験)への投資は、ぜったいに無駄にならないから
- 歳をとってからでは、同じような経験はできないから
- キャリアがなくてもできる仕事は、無限大にあるから
本記事では、
- 世界一周やワーホリへ、キャリアを気にせず行くべき理由
- 将来の不安を解消できる、帰国後の生活や再就職のポイント
について、筆者の体験談をもとに解説します。
- 世界一周のために、新卒3年で退職
- 豪ワーホリ(2年間)
- ワーホリ後、40ヵ国放浪(計5年のブランク)
- 海外での出会いや経験をきっかけに、現在はアウトドア関係で仕事
- 本業・副業・資産運用を組み合わせて、より自由な生活を実現
本記事を読むと、以下のようなメリットがあります。
再就職が不安で、海外へ渡航するか悩んでいる方は、ぜひ参考にして見てください。
目次
旅に行くべき理由
後悔しない人生にする
良い人生とは、死ぬときに後悔しないように生きる事です。
アメリカで高齢者(80代)に対して行われたアンケートで、こんな調査結果があります。
Q:人生で一番後悔していることは何ですか。
A:もっとチャレンジ(冒険)しなかったこと。
なんと、およそ8割の方がこのような答えを出したとの事です。
内容は人それぞれですが、人生でもっとも大切なことは
- 好きな事・やりたい事を見つける
- やりたい事を、ベストなタイミングで実行する
これにつきます。
世界一周やワーホリは、あなたの「死ぬまでにやりたい事リスト」に入っていますか。
もしそうならば、その夢は先送りにしてもいいものですか。
そして、あなたの一番の人生の目的は、老後のためだけに働き続けることですか。
後悔しない人生にするためにも、タイミングを逃さずに「やりたい事リスト」を達成していきましょう。
やれる時にやっておく
「何ごとも、始めるのに遅すぎることはない」とよく言われます。
まさにその通りですが、やはり歳をとると選択肢は大幅に減るもの。
体力も免疫も落ちるため、若い時のような旅は出来なくなります。
極端にいうと、老後にインドやアフリカに行きたいと思っても、現実的に難しいですよね。
また、体力面だけでなく、好奇心やモチベーションも、歳をとるに連れなくなっていきます。
あなたが今、「世界一周したい!」と思っているとして、果たして10年後はどうでしょう。
もしかすると、今ほどのモチベーションはなくなり、年齢を理由に諦めてしまうかもしれません。
その時に「あの時やっておけばよかった」と後悔しても遅いのです。
旅のスタイルも変わる
旅先に限らず、「旅のスタイル」も変わります。
例えば、歳を取ったり、贅沢な旅行に慣れてからでは、バックパッカーのような貧乏旅行は出来なくなります。
旅のスタイルも変われば、出会う人や経験値・世界の見え方もガラリと変化します。
もちろん、ファーストクラスに乗ったり、綺麗なホテル・レストランを楽しむ旅も良いもの。
ですが、安宿で面白い旅人に出会ったり、地元の食堂で現地の人と交流したり、どこまでも歩き回ったりするのは、若いからこそ出来る経験です。
「やりたい事リスト」は、年齢や経験値が変われば中身も変わってしまうという事も踏まえ、「今でしか出来ない体験」を逃さないようにしましょう。
転職があたりまえの時代
終身雇用がメジャーだった数年前までは、「履歴書のブランクは再就職に不利」とされてきました。
しかし、今や転職・フリーランスが当たり前の時代。
帰国したらすぐに就活して、正社員にならないとダメだよね
ということもなくなりました。
今の時代、会社員でもフリーランスでも、再就職で重要なのは「履歴書のブランク」ではなく「経験と能力」です。
また、コロナ禍をきっかけに、ITビジネスや副業・資産運用を始める人も急増しました。
わたしもその一人で、現在は本業(アウトドア関係)と合わせて、副業(写真・ウェブビジネス)を開始しました。
ちなみに脱サラ前も帰国後も、このような仕事をするなんて思っても見ませんでした!
学歴関係なく、誰もが知識ゼロから学んで収益化できる時代。
もしあなたの人生の目的が「ずっと働き続けること」でなければ、本当にやりたい事を優先して時間とお金を使いましょう。
帰国後のオプション
それでは、わたしを含む「世界一周・ワーホリ経験者」が、帰国後どのような仕事をしているのか、いくつか具体例を紹介します。
正社員
もちろん、サラリーマンに戻る方もいます。
- 自分の興味・やりたい仕事ができる企業がある
- 安定したお給料が欲しい
- 住みたい場所・職場が決まっている
という方は、再び正社員になるのもいいかもしれません。
リゾートバイト
わたしを含む、身の回りのバックパッカーたちの大半は、リゾートバイトを利用して、季節ごとに全国を転々としている人が多いです。
旅人にリゾートバイト利用者が多い理由として、
- 国際的なコミュニティ(例:北海道や沖縄)が見つけやすく、まだ外国にいるような環境を作りやすい
- ずっと自由に旅をし続けたことで、都会よりも田舎暮らしがしたい人が多い
- 旅をきっかけにできた、新たな趣味(例:ダイビング・スノーボード)をしながら生活しやすい
- 上記の理由から、元バックパッカーなど、似たバックグラウンドを持った人に出会いやすい
というような事があげられます。
また、リゾートバイトでは、多くの赴任先が、寮費・光熱費・食費が無料だったり、交通費も負担してくれると言った福利厚生をオファーしています。
就職先によって、福利厚生や生活環境が少しずつ違いますので、住環境を比較しながら行き先を決めてもいいですね。
そして、リゾートバイトを紹介している派遣会社もたくさんあります。
派遣会社を通した方が好条件(高時給・福利厚生が多数)の場合が多いですし、退職までの事務手続きを全て任せられるのでおすすめです。
フリーランス
フリーランスって、ごく一部のスキルがある人しかなれないんじゃない?
ビジネスの知識ないし、僕はサラリーマンでいいかな。。
わたしも、ここ数年まではそうでした。
多くの人と同じく、サラリーマンが当たり前すぎて、フリーランスや独立するなんて事は全く考えていませんでした。
ですが、
- コロナ禍をきっかけに、多くの人がITビジネス・フリーランスに興味を持ち始めた
- これからも場所や時間にとらわれず、旅や趣味をずっと続けた生活がしたいと思った
このような理由から、わたしも最近になって、フリーランスになるために副業やITスキルの勉強を始めました。
全くビジネスの知識がなかったので「フリーランスなんて無理」と思っていましたが、色々な書籍や動画で勉強してノウハウを学んだら、「知識ゼロでも出来るんだ!」と第一歩が踏み出せました。
わたしがフリーランスに興味を持つようになったきっかけと、独立するために参考にしている書籍の詳細は後述しておりますので、興味がある方はそちらをご参照ください。
その他・短期バイト
番外編として、山小屋スタッフのアルバイトも紹介しておきます。
こちらは季節労働(夏〜秋のみ)ですし、住環境も特殊なので、長い目ではおすすめ出来ません。
ですが、短期で稼げますし、何より人生経験として面白いと思うので、1シーズンだけやってみるのもオススメです。
もし山小屋の仕事に興味がある方は、こちらの記事を参照してみてください。
脱サラ前に考えておきたい事
「早ければ早い方がいい」とは言っても、もちろん闇雲に脱サラをするは危険です。
帰国後に後悔しないために、以下のことを考えておきましょう。
旅の期間・目的
ノープランの旅も良いですが、
- 旅の期間
- 目的地・ルート
- やりたい事
は、大体で良いので決めておきましょう。
全く無計画でいくと、モチベーションが低くなっていき、旅に出た意味がわからなくなってしまいます。
数週間以上、何もせずに一箇所にとどまってしまう事を、旅人用語で「沈没する」と言い、そのようなバックパッカーをわたしもたくさん見てきました。
「遊び」の中にもしっかりメリハリがつけれるよう、旅の目的は大まかに決めておきましょう。
帰国後はどうするか
先述したように、帰国後は何をしたいか、将来どう過ごしていきたいか、何にチャレンジしたいかなどを考えておきましょう。
海外での新たな出会いや経験は、あなたの価値観や将来の夢に大きく影響してきますので、計画はあくまで大まかに。
具体的に、
- 何の仕事をするか
- 旅の経験をどう生かすか
- どこに住みたいか
- 次は何にチャレンジするか
このような事を、渡航後でもかまわないので、考えておきましょう。
旅中にできること
わたしが唯一、帰国後に後悔したことがあります。
それは、「ブログをやっておけばよかった」という事です。
当時は「旅に集中したいから」という理由で、たまに日記をつけるのみで、ブログはしていませんでした。
しかし、一緒に旅をしていた友達のブログを見たら、当時のことが鮮明に思い出され、たまらないほど懐かしく、自分も記録しておけばよかったと後悔しました。
収益化する・しないにかかわらず、ブログや日記は一生の思い出となり、生涯の資産になります。
また、その情報は(わたしが今ブログに書いているように)役に立つものばかりです。
メモでも日記でも良いので、旅の記録は必ずつけておきましょう。
オススメ書籍
最後に、あなたの背中を押してくれる、オススメの書籍を紹介します。
わたしもこれらの本をきっかけに、お金の勉強や人生観について学び、漠然とした将来への不安がなくなりました。
どれもベストセラー本ばかりですが、まだという方はぜひ読んでみて下さい!
DIE WITH ZERO
お金の「貯め方」ではなく「使い切り方」に焦点を当てた、これまでにない「お金の教科書」
経済学者、起業家、ニューヨークタイムズ紙なども絶賛!
あなたの人生観を ガラリと変える「人生が豊かになりすぎるお金の使い方」とは?
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お金の大学
「日本一わかりやすいお金の教養チャンネル」として、YouTubeで話題ですね。
わたしも含め、これをきっかけに人生が変わったという人は多いです。
90万部突破! 令和で一番売れてる「お金の勉強」本。
生活・仕事・老後のお金の不安を減らし、自由に生きるためのノウハウがぎっしり!
誰も言わないけど、やれば人生が変わる『お金の勉強』超実践型バイブル!
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サイコロジー・オブ・マネー
★「ここ数年で最高かつ、最も独創的なお金の本」ウォール・ストリート・ジャーナル
★「経済的自由」を勝ち取るための必読書
FIRE(早期リタイア)を目指す人、投資で資産を築きたい人、不安のない老後を過ごしたい人などが注目! 世界的な話題作がついに上陸!
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INTO THE WILD
旅人のバイブルと言っても過言ではない、旅に出たくなる一冊。
実話にもとづいていて、人生観についても深く考えさせられます。
ユーコン川の美しさと、俳優エミール・ハーシュの演技が魅力の、映画版もオススメ。
アラスカの荒野にひとり足を踏み入れた青年。そして四か月後、うち捨てられたバスの中で死体となって発見される。その死は、やがてアメリカ中を震撼させることとなった。恵まれた境遇で育った彼は、なぜ家を捨て、荒野の世界に魅入られていったのか。登山家でもある著者は、綿密な取材をもとに青年の心の軌跡を辿っていく。全米ベストセラー・ノンフィクション。
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まとめ
世界一周やワーホリは、「今しか出来ない」あなたの人生の一大イベントです。
履歴書のブランクやキャリアのみにとらわれて、本当にやりたい事をするタイミングを逃すと、後悔だらけの人生になってしまいます。
周りの人や世間がなんと言おうと、あなたの人生です。
わたしがそうであったように、悩まず思い切って海外へ飛び出し、新たな経験や刺激を受けてきてください。
本記事が、あなたの旅立ちの後押しとなり、人生を豊かにするきっかけとなれば幸いです。
あなたの挑戦を、心から応援しています!
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