英文履歴書(レジュメ)の書き方がわからなくて、困っていませんか?
英文を書くだけでも難しいのに、レジュメなんて何から書いたらいいかわかりませんよね。
そこで今回は、2年間のオーストラリアのワーキングホリデーで、全てローカルジョブ(カフェ・バリスタ)で採用された筆者が、実際に使っていたものを参照しながら、レジュメの書き方を解説します。
わたしが解説します!
- 豪ワーホリ(2年)経験者
- ローカルのカフェ・バー5箇所で採用
- 主にバリスタ・バーテンダーとして勤務
本記事では、
- ワーホリ向け履歴書のフォーマット
- 記入する内容
- フレーズ・例文
- 記入の上での注意点
- 採用されるためのコツ
について順番に紹介します。
本記事を読むことで、英語に自信がない方でも簡単に、ワーホリで採用されやすいレジュメを作ることができます。
まだワーホリ用のレジュメを作成していない方や、作ったけど内容に自信がないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
フォーマット
海外の履歴書は、日本のものとはフォーマットや内容がかなり異なります。
1番の相違点は、以下の点です。
- 日本のように決まったフォーマットがない
- 証明写真はなくて良い
決まった書式がないため、どんな形式にするか迷ってしまいますが、記入する内容はどれも同じです。
下記の、実際わたしがワーホリ(オーストラリア)で使っていた履歴書を参照してみましょう。
※後半にテンプレートを貼っていますので、ここではざっくりと目を通すだけで大丈夫です。
日本では「学歴と職歴」が重視されますが、海外のレジュメで一番重要なのは「自己PR・スキル」です。
毎日のようにたくさんの履歴書を見ているお店のマネージャーは、一言一句ていねいに目を通す暇はありません。
「この人が使えるか・使えないか」をサッと目を通しただけで判断してしまいます。
レジュメの前半は特に「スキル・経験」を見やすく、簡潔に記入するように心がけましょう。
それでは、記入内容の詳細を順番に見ていきましょう。
記入内容
名前・連絡先
FULL NAME(名前)
1234 Main Street(番地・ストリート名)
Anytown, State ZIP(市町村・州・郵便番号)
123-456-7890(電話番号)
no_reply@example.com(メールアドレス)
VISA: Working Holiday (EXP DD/MM/YYYY)(ビザ情報)
- 配置は左右・中央どちらでも可
- 住所はシェアハウスのオーナーに聞けばOK
- 連絡先は必須なので、レジュメを配る前に現地で携帯(SIM)購入
- メールアドレスを持っていない人も必ず作成しておく
- サンプルにはありませんが、ワーホリの場合「ビザの有効期限」も合わせて記入しておくと◎
- ビザの有効期限:EXP=Expireの略
自己PR・働ける期間
一番見られる場所、つまり採用の決め手となるポイントです。
具体的に、以下について記入しましょう。
- 性格・パーソナリティ(例:責任感がある、明るい、リーダーシップがある)
- 経験・強み(例:接客業○年など、応募した職種に関係がある場合)
- 志望動機(例:新しいことを学びたい、自分のスキルを伸ばしたい)
- 働ける期間(土日祝も出勤可、すぐに勤務開始可能など)
ポイントは、とにかく大袈裟に書くことです。
正直に控えめに書いても、採用されなければ意味がないので、魅力的な履歴書になるように盛ってください。
自己PRの英語表現は、次項目でいくつか例文を載せていますので、ご参照ください。
職歴
できるだけ、応募する職種に関連するもの(特に業務内容)を書きましょう。
以下のような、どの職種にも共通する業務経験を記入すると、採用されやすくなります。
- 接客経験・コミュニケーション
- チームワーク
- 忙しい環境での業務・プレッシャーに強い
- マルチタスクができる
- その他、共通する業務経験(調理・ITスキル・販売)
具体的な英語表現については、下記で例文を紹介します。
学歴
学歴は、最終学歴のみで構いません。
- 4年制大学卒業:Bachelor of ○○○(学部)
- 専門学校:○○ Technical Collage(またはVacational School)
資格に関しては、採用に有利になる場合のみ記入しましょう。
TOEICなどの英語の資格は、特筆しなくても良いですが、語学レベルは記入しておくと良いでしょう。
- Beginner(初級)
- Intermediate(中級)
- Advanced(上級)
- Proficiency(ネイティブレベル)
- Language
- English: Intermediate
- Japanese:Native
- Chinese:Beginner
推奨人(Reference)
Reference=推奨人のことです。
主に転職する人向けなので、必須項目ではないですが、履歴書の定型文として入れておきましょう。
フレーズ・例文
自己PR
自分PRに使える表現です。
責任感がある(形) | responsible |
よく働く(形) | hardworking |
注意深い(形) | attentive |
熱心な(形) | enthusiastic |
モチベーションが高い(形) | highly-motivated |
コミュニケーション力が高い(名) | strong communication skill |
◯◯の専門知識(名) | proficient knowledge of ○○ |
△年の○○経験(名) | △ years experience of ○○ |
職歴・業務内容
接客業 | hospitality Job |
ホール・ウェイター | floor |
丁寧な接客 | courteous customer service |
チームリーダーとなる | leadership in teamwork |
レジ業務 | cash-handling |
皿洗い | dishwasher |
衛生管理 | maintaining hygiene and cleanliness |
忙しい環境で働く | work in a high-pressure environment |
新人育成 | training new staffs |
在庫・収支管理 | inventory and budget control |
テンプレート
サンプルの履歴書のテンプレートです。
先述の例文・単語を組み合わせながら、実際に記入して見ましょう。
記入上の注意点
ここで、記入においての注意点です。
- スペルミスは厳禁
- スペース・文字の大きさなど、見やすくする
- 箇条書きの項目(職歴など)は、主語を省略し、動詞(現在系/-ingで可)から書き始める
- 例1:”I prepared food” → “Prepare/preparing food”
- 例2:”I can do multi tasks” → “Do multi tasks”
- 職歴・学歴は、日付が近い方から記入する(最近→過去の順)
- 余計な内容は省いて、業務に関係のある項目のみ記述する
文法などについては、シェアハウスなどで英語の得意な人に目を通してもらいましょう。
また、職歴が少なく、記入する内容があまりないと、つい関係のない項目も記入してしまいがちですが、印象を薄めてしまうことになります。
無理に関連性のない業務経験を書くよりは、冒頭の自己PR文(自分の強み)を充実させた方がいいでしょう。
配り方・コツ
レジュメの配り方
現代では、インターネットの求人サイトでも気軽に応募できるようになりましたが、やはり直接あって渡した方が、採用率は上がります。
店頭に行ったら、以下の流れで、スタッフ(出来ればマネージャー)に直接レジュメを渡しましょう。
- Hello, how are you? (こんにちは!)
- May I speak to the manager please?(マネージャーさんとお話しできますか)
- (マネージャーに)Hello, I am looking for a job.(仕事を探しています)
- I’d like you to take a look at my resume.(履歴書を見ていただきたいです)
- If there is any position available,(もし空きがあれば)
- I would appreciate if I could have a change of an interview.(面接の機会をいただけたら幸いです)
- Thank you for your time.(お時間をいただき、ありがとうございました)
- I’m looking forward to hearing from you.(ご連絡お待ちしております)
- When could I see the manager?(いつならマネージャーにお会いできますか)
- Would you please give the manager my resume?(マネージャーに履歴書を渡しておいていただけますか)
“We are not hiring right now”(現在募集していません)と言われたとしても、
Okay, but could I give you my resume just in case?(念のため、履歴書をお渡しだけしてもいいですか)
と、めげずに渡しましょう!
ちなみに、上記の例文は完ペキに話そうとせず、カタコトで大丈夫です。
誰もワーホリ生に完ペキな英語を求めていません。いちばん大切なのは、笑顔と伝えようとする気持ちです!
採用されるコツ
せっかく魅力的なレジュメが完成しても、読んでもらえなければ意味がありません。
少しでも多くのマネージャーに目を通してもらえるように、以下を心がけましょう。
- 職場・職種を選ばず、なるべく多く配り続ける
- 緊張してても、笑顔であいさつ
- 店頭だけでなく、indeedなどのインターネット求人サイトも探し続ける
ほとんどの人が陥りがちなのが、憧れの職場・職種(ローカルカフェなど)にこだわりすぎて、いつまでも就職先が決まらないというパターン。
特に渡航したばかりのうちは、少しでも経験を積むために、どんな職種でもいいので応募しましょう。
早くから「現地での職務経験」があった方が、(あこがれのカフェなどで)次回採用される確率がグンと上がります。
まとめ
海外のレジュメは、自己PR・スキルが重視されます。
自信がなくても、思い切って大袈裟にアピールをして、少しでも採用のチャンスを広げましょう。
もし、例文にのせていない表現の仕方で、わからないことがあればお気軽にコメントください。
あなたのワーホリライフが、少しでも充実したものになるよう、全力で応援しています!
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